2年間のゼミナール活動、そして卒業研究発表会お疲れ様でした。わたしにとって末廣ゼミナールに選抜ではいること、そしてゼミリーダーに立候補してゼミの先導に立ち運営をしていくこと、さまざまな課題をこなしていくこと、卒論を最後まで諦めずに執筆することはすべて「挑戦」と「成長」でした。私は人前で話すことが得意ではなく、生徒会長やリーダーの経験も今までありません。自己肯定感が限りなく低く先導に立つことに畏れを感じていたため避けてきました。しかし大学に入学したタイミングで多くの人と交流をもち、授業でもなるべく多く発言をすることで人見知りや人前に立つことに対しての苦手意識が少し消えました。そしてゼミナール決めでは、絶対に選抜になるであろう末廣ゼミに自分から突き進み(挑戦をし)、自己紹介の際にはリーダーに立候補するまでに成長していました。この2年間、ほかのリーダー3人、そしてゼミを一緒に盛り上げてくれた18人のメンバーのおかげでトラブルなく楽しくゼミの活動を送れたと感じております。時には「自分がリーダーをしていいのか?」「ちゃんとメンバー全員が頼れるリーダーになれているのか?」心配で、泣く日も多々ありましたがその度に相談に乗って励ましてくれたメンバーには感謝しきれません。本当にありがとうございました。
そして3年ゼミ前期には『ロミオとジュリエット』と『十二夜』を扱いましたが、英語が苦手なことや読解力、文章力がないことからメンバーについていくのに必死でした。しかし後期にやったミュージカル映画ではようやく映画の分析の仕方やレポートの書き方をマスターしてきました。『スイート・チャリティ』と『ラ・ラ・ランド』、冬合宿で扱った『レ・ミゼラブル』では自分が納得のいくまで映像分析やこだわったPowerPointのスライドを作成することができ、映画研究が上手く進むことの喜びや毎回メンバーの発表から多くのことを学ぶ楽しさを覚えました。
さて、わたしは卒業研究の題材にディズニー・アニメーション版の『ピーターパン』を選びました。作品選びの当初は候補であった作品がすべて全滅してしまい、絞りに絞った中で思いついたのが『ピーター・パン』であったため、最初は不安でいっぱいでしたが今では卒論研究の題材に『ピーター・パン』を選んだことは後悔していません。私は思っていることを文章にすることが苦手であり、3年次で学んできたはずのレポートの書き方、パラグラフ・ライティングの書き方が急に抜けてしまい、思うように論文を書き進めることができずにいました。毎日自分の論文と向き合っては手が進まない自分を強く憎み、何もできない自分に泣くしかできませんでした。時には卒論執筆をする気力さえでずに18時間布団で泣いている日もありました。そんな中個人相談で、わたしの意味不明な質問や文章に真摯に向き合って添削をしてくださった末廣先生には感謝してもしきれません。そんなわたしを見捨てずに最後まで熱心にご指導してくださり本当にありがとうございました。最後まで諦めずに卒論執筆をできたのは末廣先生のおかげです。発表の最後の末廣先生からの総評でご指摘していただいた通り、わたしの論文は穴だらけであり、主張がはっきりとしていなかったり、結論と本論に繋がりがないことが自分でもわかります。ほかのメンバーが細部までこだわって映像や台詞の分析を行なっている中、わたしは全てにおいて曖昧になってしまったのは事実です。完璧に納得のいく論文を完成させることができなかったことは心残りですが、『ピーター・パン』という作品を選び挫折しながらもなんとか最後まで諦めずに向き合えたことは褒めてあげたいです。そして最後に末廣ゼミナールにはいり、この卒論を書き終えるにあたってピーターやウェンディが成長したようにわたし自身も3年前期のころからは確実に成長したと胸をはっていえます。それは何事も諦めずに、ゼミでの活動(課題や発表、合宿、そして卒論)に苦手意識だけで終わらせずに挑戦する気持ちを持って、すべて乗り越えてきたからです。
末廣ゼミナールで過ごしてきた2年間は本当に辛いことも楽しいこともありましたが、その分やりがいや達成感を感じています。2年前のわたしにこのゼミを選んで正解だよ!といってあげたいです。これからも大好きな映画をたくさん鑑賞して末廣ゼミで学んできたことを活かしていきたいと思います。
末廣先生、4年ゼミのみなさん今まで本当にありがとうございました!こんな頼りないわたしについてきてくれてありがとうございます。オンライン・コンパに参加が遅れた際もゆきまるのこと待ってたよ〜っと何度も乾杯の挨拶をさせていただいたことも嬉しく感じています。今までどこにも居場所がないと感じていたわたしでしたがこの2年間はこのゼミで過ごせてわたしは本当に幸せもので、このゼミがわたしの居場所のひとつでした。次のステップにいってもみなさんが心から楽しく活動できることをお祈りします。ありがとうございました。