マウリッツ・エッシャーのお部屋です。
下の写真は、オランダにあるエッシャー美術館。
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ぐりりん
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・マウリッツ・エッシャーは1898年6月17日、オランダのフリースラント州レーワルデンに生まれた。彼は病弱な子どもで、絵を描くことは得意だった。しかし、一般的な学科成績は良くなかったという。
・1918年にエッシャーは、ハールレムにあるハールレム建築装飾美術学校に通う。そこでエッシャーはドローイング(素描・デッサン)やウッドカット(木版画)を学ぶ。真面目に建築学を勉強したものの、成績があまりよくなかったため、装飾芸術の方向へ転校する。
・1922年、エッシャーがイタリアやスペインを旅行しているときに人生の転機が訪れた。特にアルハンブラ宮殿の石の壁や天井に、パターン化され繰り返し描かれているシンメトリー構造の幾何学装飾美術は、後のエッシャー作品に強烈な影響を与えることになった。
・エッシャーは、「幾何学性グラフィック・アートの巨匠」とも呼ばれる。
・アルハンブラ宮殿への旅行のあと、繰り返し模様の作品に挑戦しはじめた。ライオンに似た動物やこうもりで埋め尽くされた織物を作製して展覧会を開いたが、不成功に終わる。一度は繰り返し模様の作品製作を断念した。
・1934年 2回目のアルハンブラ宮殿訪問をはたした。旅行後 結晶学者であった兄から『結晶学時報』を読んでみるように勧められ、平面を同じ図形で埋める方法(平面充填)を研究した。
・エッシャー自身は自分の絵に何か寓意がこめられていると思われることを嫌っている。「自分は芸術は進歩するものではない、前の時代の画家が残してくれたものからスタートするものではない、作家が原点から出発して作品を作っていくのだと思っていた。」と語っている。作品が同時代のどの様な流れにも分類されないのは、そのような態度にも関係しているのかもしれない。
・「粘り強く一つの分野に取り組む職人」であった。
「カストロバルバ」
・風景画の最高傑作といわれる『カストロバルバ』
・緻密で写実的な風景版画である
「アマルフィ海岸」
「静物と街路」
・エッシャー自身の内面イメージを表現したもので、エッシャーの透視法の最も基本的な作品であるといわれる。
・風景画と静物画の融合が斬新
「空と水1」
「メタモルフォーゼⅡ」
・(メタモルフォーゼⅠは割愛するが・・・)
「メタモルフォーゼⅠ」では「一方向への変化」が描かれていたのに対して、「メタモルフォーゼⅡ」では「無限に続く循環」が描かれている。
・縦 20cm 横幅 4m近くある作品。
エッシャーの知識と技術の集大成。
・以降の作品には、1969年の遺作 「蛇」にいたるまで「無限に続く連鎖への偏愛」が強く見られる。
「相対性」
「滝」
「蛇」
「上昇と下降」