では第三禅天はどうでしょうか。
【第三禅天】
◆少浄光天(しょうじょうこうてん)
・身体から絶えず浄光が出ている梵衆天
・身長・・・16由旬(約208㎞)
・寿命・・・16劫(691億2000万年)
◆無量浄光天(むりょうじょうこうてん)
・身体から絶えず無量の浄光が出ている梵補天
・身長・・・32由旬(約416㎞)
・寿命・・・32劫(1382億4000万年)
◆遍照光天(へんじょうこうてん)
・身体から浄光が満ちあふれている大梵天
・身長・・・64由旬(約832㎞)
・寿命・・・64劫(2764億8000万年)
この解説文では第三禅天では「浄光」が強調されておりますが、その意味するところが見えてきませんのでこちらのサイトの解説文に目を通して見ましょう。
【流れる時代を見る】
http://thetimes.seesaa.net/article/431120434.html
第三禅天
喜ぶを※捨(しゃ)し、正念、正見(すなわち念慧)を得ながら楽と共にある状態
※捨(心の平静、心が平等で苦楽に傾かない事)
とあります。この「捨(しゃ)し、正念、正見(すなわち念慧)を得ながら楽と共にある状態」の文をググってみますと、ウィキペディアの次の解説ページが検索結果の最上部に表示されます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/四禅
なんと四禅の第三禅の解説文です。
初 禅 - 諸欲・諸不善を離れ、「有尋有伺」ながらも、離による喜・楽と共にある状態。
第二禅 - 「無尋無伺」[注釈 2]であり、内清浄による喜・楽と共にある状態。
第三禅 - 喜を捨し、正念・正見(すなわち念・慧)を得ながら、楽と共にある状態。
第四禅 - 楽が止み、不苦不楽の受が存在する状態。
今わたしは無色界禅定の第三禅についてお話をしています。なのになぜ色界禅定の第三禅の解説に戻ってしまったのでしょう。
詳しく説明しますと返って混乱させてしまいますので、シンプルに言います。
くり返しているのです。(四諦の三転法輪)
今回は二回目です。
一回目は仮の実在の世界観(欲界)です。
今回の二回目は空の世界観(色界)です。