法介
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2023/09/04 (月) 08:09:37
次に色界の四禅天の第二天ですが、ここでもある事に気づきます。無色界へと向かう禅定の第二禅では「識」を空じて「識無辺処」に入ります。四禅天の第二天は次のような内容です。
【第二禅天】
◆少光天(しょうこうてん)
・身体より光明を放つ梵衆天
・寿命・・・86億4千万年
◆無量光天(むりょうこうてん)
・身体より無量の光明を放つ梵天の大臣
・寿命・・・172億8千万年
◆発光天(はっこうてん)または光音天
・身体より雷鳴のような明るさの光を放つ大梵天
・寿命・・・345億6千万年
ここでは「光」が強調されておりますが、中でも「無量光天」と聞いて何か思い当たる事が御座いませんか?
そうですあの阿弥陀佛の別名が「無量光佛」で、阿弥陀佛と言えば「光明が永遠にわたってかがやき、めぐみのはてしがない仏」として説かれている仏です。空理(空の理論)では「法空」の次に仏の空観を空じる「非空」が最後に空じる対象としてありますが、この空観を空じた「非空」にあっては、欲界・色界・無色界の三界の空間を仕切っていた空間の壁が無くなります。すると欲界にあった凡夫の心の中に色界に居るはずの阿弥陀佛の姿が顕れます。
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