- 奇
8/12 24:00 ドッグ・デイズは終了しようとしている。
艦内は色とりどりのRoller Floofであふれ返っていた。
対策される前にガッツリ稼いだとはいえ、またしてもつまらぬ事に時間を使ってしまったものだ。
200ちょっとしかないミッションスコアをボーっと眺めていると、外がだんだんと暗くなってくる。
オービターは地球の影に入ろうとしていた。
そしてどこからともなく漂ってくる奇妙な匂いが眠気をさそう。
- 床
何やら騒々しく目が覚めた。
スロープの下でペットがRoller Floofとじゃれ合っているようだ。
ピチャピチャと響く足音に違和感を抱き下をのぞくと、床は水浸しだった。
- 転
転がりまわるFloofをペットが追いかけている。
ボコボコに歪み汚れた表面、グチャグチャと汚い音。
その不自然な転がり方は、まるで生き物のようだった。
- 血
Roller Floofの縫い目から噴き出す体液が、あたり一帯を血の海にしている。
その内側で何かがうごめき、今にも何かが生まれようとしていた。
突如Nightwaveの放送が始まる。
Nora「夢見るもの達、オボーンはご存じ?」
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シェイク・ッシュピアか何か?
たまに出現する詩人テンノすき
構造が分かりにくかったようなのでちょっと修正
文学的でも詩的でもなんいんだが、シ的ではあるかもしれない
計り知れない外宇宙的恐怖を感じる。良いものを読ませてもらったよNWT
夏にぴったりの背筋が涼しくなるお話だった…。こういうのが読みたくてwikiに通ってる所あるの。ありがとうテンノ!