それぞれ、ご意見ありがとうございます。
自分も「敵」という言葉が「悪」という意味しか持っていないとは思っておりません。しかしながら数多くの辞典で第一義または第二義に負の意味を持つ言葉を使う以上、"MH世界のモンスター"に対して世界観上の大きな誤解を招く恐れが高いので、今回意見を出したのです。
MH世界の人々にとってモンスター達は自然に生きる存在。生態の差こそあれど現実世界での我々から見た動物達に同等もしくは近い認識を持っているはずです。
そして、MH世界の住人からは生活や文化の発展の礎、憧れの存在、鑑賞用、特定地域の安全確保、国難級の災害、伝説上のみの存在等、クエスト依頼目的や存在認識は多岐に渡ります。
・生活や文化:医療品やプレゼントの材料、荷引きの為の家畜、古龍観測隊の気球燃料の改良やモガの村の漁船、イサナ船、龍識船等の乗り物強化の素材、音楽家の創作活動等。
・憧れの存在:砕竜に思いを寄せる受付嬢、巨獣の力強さに憧れる少年等、容姿や行動、生態に惹かれている。
・観賞用:愛玩もあるが、一部の依頼では所有や討伐が権力の象徴の意味合いであることも示唆されている。
・安全確保:特定の人物の護衛や行き先の安全確保の為に狩猟する。人命救助だったり、イベント主催者の支援だったりもする。
・災害:とてつもなく強大な古龍や古龍級生物だけでなく、炎戈竜のような世界観的な強さでの最上級に位置しないモンスターでも場合によっては該当する。
・伝説上:発見当時の古龍や古龍級生物はともかく、最近の作品になっても比較的研究の進んでいる古龍のキリンや、古龍よりは認知度の高いはずの氷牙竜ですら人物によっては伝説上の存在として扱われている。その場合は発見に人生をかける程の夢である事が多い。そして一部のモンスターは広く認知されている伝説や昔話、童歌になっている。
この様にMH世界のモンスターは人々の生活に非常に密着しているのです。現実世界での我々と動物の関係と同等以上なのです。
そこで考えてみてください、我々は毛皮となる動物や農家の所有する家畜、愛玩動物、野生の肉食獣や草食動物、果てにはネッシー等のUMAや昔話や伝説に登場する生き物を"敵"と呼びますか?
MH大辞典Wikiが「戦闘や攻略"のみ"を扱う場所」なら"モンスター"をゲーム中で相手となる"敵"として扱うのは自分自身そこまで問題は無いと思うのです。
しかし、世界観において、ただ倒す為だけの存在ではない"モンスター"達を、ましてやその観点にも重きを置く場所で須く"敵"と表現してしまうのは不適切だと思うのですがどうでしょうか。
敵という表現が不適当だから書き換えたいって話なら敵という単語をどう受け止めるかなんて人それぞれだから無理とだけ言っておこう
国語の試験じゃないんだから敵だろうがモンスターだろうが言わんとすることが通じればそれでいいよ