過去に複数回戦って追い返されたという苦い戦績があったからこそ、五十年前の戦いで退却寸前にキュリアを放つという搦手に出たと考えるのが自然では。
そしてメルゼナが毒に耐え切るばかりかキュリアと共生に成功し、その個体群を従えて新たな能力まで得るというのはガイアデルムからすれば完全に計算違いだったはずです。
そのような予想外の状況を受け、仕掛けるべきではないと判断して引きこもっていた、という想定は否定できるような内容ではない……というかむしろ考えられる可能性としては有力な物の一つだと思います。
実際そうした前提がキュリアに頼って身を潜めていた臆病者というセリフに繋がっているんでしょうし。
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