山村孝之(日本大学医学部)
2021/01/20 (水) 21:24:16
f9211@98b2b
とても興味深い発表をしていただきありがとうございます。座長から質問させていただきます。
この研究では「内向性」について示されていますが、「外向性」と応援に対するパフォーマンスの低下に関する評価尺度に相関が認められるという可能性はないのでしょうか。また、この研究結果は競技場面においてどのように生かされるのでしょうか。
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ご質問ありがとうございます。
ご指摘の通り、今回の研究の結果である「内向性」や「神経質傾向」の選手が競技中にネガティブな認知・思考に陥るとパフォーマンスに低下させる力として働くということから、外向性が高くても、場面・状況によってはネガティブな認知・思考を働かせてしまうという選手を分析した場合、「外向性」と応援に対するパフォーマンスの低下に関する評価尺度に相関が認められる可能性は十分にあると考えています。
この研究の結果から、「内向性」、「神経質傾向」が高い選手を含め、ネガティブな認知・思考に陥りやすい選手が、競技中の観衆や応援がある状況をポジティブに捉えることを意識することで、パフォーマンスを維持、または、より良くなることが期待できるのではないかと考えています。