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【ss】狂者の行進

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〜どこかの駐車場〜

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「聞こえるかミッキー 俺だ ホーモォだ」

トランシーバーでミッキーと会話するホーモォ

「ハハッ バッチリ聞こえてるぜ👍 弾はあるか?🐭

「あぁ 有り余るくらいな  本当に俺たちだけで大丈夫なのか?」

「あいつらがいても足手まといになるだろうし大丈夫 大丈夫」

二人は小声で 相手に聞こえないよう話す。

「よし じゃあ行くぞ ミッキー」

「おう 死ぬなよ ホーモォ」

まぁ死ぬわけないか、あいつのことだから。 と思いながらもミッキーは不安で仕方ない。

なにしろ相手は 超能力を使う殺人鬼なのだから 気づかれてしまっては勝ち目はない。

さっさと仕事を終わらせなければ……

そんなことを考えているうちに コン コン コン と足音が。

緊張のせいかミッキーの顔から汗が滴り落ちる。

ミッキーはその汗を手で拭い銃を構える。

ミッキーの目線の先には愛と平和、いや殺人鬼 ラブ・アンド・ファックがいる。

よし、順調だ この調子だと俺たちの勝ちだ!

ミッキーが勝ち誇るかのように 表情を緩める。

しかし ここでハプニングが起こる。

リサ
作成: 2018/02/04 (日) 20:31:23
最終更新: 2018/02/04 (日) 20:34:48
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リサ 2018/02/04 (日) 20:37:27

「ラブ・アンド・ファック……覚悟ぉぉぉお!」

そうたがダガーナイフを持ってラブ・アンド・ファックに飛びかかる。

ラブ・アンド・ファックはヒラリと避ける。

「ぐわっ!」

地面に身体をぶつけるそうた。

「なんであいつが!!」

ホーモォが思わず叫ぶ。

「ほう……待ち伏せしていたのだな……アズカニズカの取引があるのを知っていて!」

「ぐわっ!」

ラブ・アンド・ファックがホーモォを睨む。

するとホーモォの身体がピクリとも動かなくなる。

くそぉ……なぜこんなことに…… と駐車場の柱を殴るミッキー。

ラブ・アンド・ファックはそうたの手から離れたダガーナイフを手に取る。

「……なかなかいい武器じゃないか。 よろしい、お前をこいつで刺し殺してあげよう」

ラブ・アンド・ファックはそうたの身体にダガーナイフを刺し続ける。

「ぐほぉ!ぐぐほぉ!!」

血まみれになってもなお もがき続けるそうた。

「まだ息があるのか。 流石はミッキーの下僕だ。 でもここを刺したらすぐ死ぬよね」

心臓の真上にダガーナイフを突きつけるラブ・アンド・ファック。

「ぐぎぎ……」

そうたは歯を食いしばることしかできなくなっていた。

ここでこれを撃っても 倒しきれねぇな……それに俺まで殺される……

そう思ったミッキーは 相手に気づかれてもいいや と音を立てながら逃げ出した。

2
リサ 2018/02/04 (日) 20:37:51

「見ろ お前らのリーダーがあんなみっともないことしてるぜ」

ラブ・アンド・ファックはそうたとホーモォを交互に見ながら笑う。

ホーモォとそうたはショックのあまり言葉を失う。

「お前らに歌を歌ってやるよ レクイエムってやつだな」

ラブ・アンド・ファックは息を吸い歌い始める

「僕らのクラブのリーダーはぁ ミッキーマウス ミッキーマウス ミッキー ミッキーマウス!!!」

ここまで歌ったところでそうたの心臓にダガーナイフを突き刺す。

ホーモォは目を見開いてそうただったものを見る。

「君もこうなるんだよ でも安心して 曲が終わるまでは殺さないからさ。」

3
ありがとうございました。 2018/02/04 (日) 20:39:15

面白いです!

4
リサ 2018/02/04 (日) 20:41:00

ーーーーー数分後ーーーーーーー

「はぁ……はぁ……ホーモォ助けに来たぞ!!」

ミッキーは仲間を呼んで戻ってきた。が、

「遅かったね。 ホーモォ君は死んじゃったよ……」

ホーモォは目を見開いたまま死んでいた。

「よ……よくも!!お前ら撃て!」

ミッキーは取り乱しながら叫ぶ。

「無駄なことだ。 俺はもうただの人間じゃないんだから……」

ラブ・アンド・ファックはホーモォの胸から出ている血をペロリと舐める。

「このままアズカニズカの取引をしても 蝿に邪魔されるだけだし帰るか。
                                                                          じゃあね、哀れなドブネズミさん」

ラブ・アンド・ファックは景色と同化するかのように消える。

「ちくしょう!!ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおう!!!」

ミッキーの声が駐車場中に響き渡る。

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ヘタルのひかり 2018/02/04 (日) 21:40:06

よく聞くけどマジでアズカニズカってなんなんだ…

6

アズカニズカは本能解放薬で 500ml注入された時点で暴走してしまう。

これ以上注入された場合は殺されるまで暴れ続ける。

ごく稀に暴走を抑制できる人間がいるが自我を失うのには変わりない。

7
リサ 2018/02/06 (火) 10:14:39 修正

一ヶ月後……

「あっ灰菜だ〜 キッモ〜!!」

「吐き気するわ マジで〜^^」

クラスメイト達が灰菜を罵る。

「好き勝手言えば……もうすぐ死ぬんだし……」

灰菜は黒板の前に立ち呟く。

「え?今なんて言った」

「こっわ〜!」

教室中は笑い声で充満している。

しかし次の瞬間 教室中がシーンと静まり返る。

理由はただ一つ、灰菜がカバンからカッターを取り出したからだ。

「え、それ何に使うの?」

クラスメイトの一人が聞く。

「あんた達を殺すために使うの。 私、決めたんだ。 みんな殺すって。 お母さん達も殺してきたんだよ?」

灰菜は無表情で言う。

8
ありがとうございました。 2018/02/06 (火) 15:48:07 >> 7

ガチで言われたことある悪口です

9

マジかよ

10
リサ 2018/02/07 (水) 13:59:24

「う……嘘よね?」

「嘘つき!!」

嘘つきコールが始まる。

「じゃあ今から一人殺してあげる。 ほら殺されたい人は私の前に来て。」

クラスメイト達は灰菜から逃げるように 教室の後ろに逃げる。

「あれ?みんな嘘つきって言ってたじゃん なんで誰も来ないの」

灰菜は笑みを浮かべながら言う。

「ご……ごめんね灰菜ちゃん 嘘つきって言って……あ、もういじめないから……ね?」

クラスメイトの一人が灰菜に近づく。 その時だ。

ザッ…

カッターがクラスメイトの身体に突き刺さった。

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リサ 2018/02/07 (水) 15:00:47 修正

「哀れな子ね……さぁーてみんなはどうする?逃げる?」

灰菜は教室の後ろに逃げたクラスメイト達に近づく

「ご……ごめん!」

「私も悪いことしたなぁ って思ってた」

クラスメイト達が灰菜に謝る

「じゃあ 償ってよ」

カッターで一人 また一人 と刺していく灰菜

「あと……一人」

灰菜が指差したのは剣道部のサボり。

「あんた……憎かったんだよね。」

そう言うと灰菜はサボりの身体をめった刺しにする。

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リサ 2018/02/07 (水) 15:02:05 修正

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……どのくらいの時間が経ったのだろうか。

いつのまにかこんなところにいた。

こんなに雨が降ってる……雨宿りしないと……

あ、でも外へ出たら捕まるんだ。

どうしよう……

「ねぇ君。」

横に目線を向けると ネズミの面を被ったおとこが立っていた。

「なかなかいい顔してるね。 人殺しの顔をしてるよ。ハハッ」

男は甲高い声で笑う。

「誰?」

「俺は……ミッキー。ミッキーマウスだ。」

「ミッキー?」

ふざけてるのかこいつは……でも私が人殺しってことを悟った……ただの人間ではない……何者なんだ?

灰菜はミッキーに質問した。

「あなた……何者?」

「ハハッ とりあえず 君の救世主ってところかな。とりあえず隠れ家まで行こう、こんなところにいたら風邪ひいてしまうぜ。」

「あ……ありがとう。」

灰菜は戸惑いながらも礼を言う。

人殺しの私を助けてくれるなんて異常だ……もしかして 私を警察に引き渡すつもり?

灰菜が考えながら歩いていた時だった。

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ありがとうございました。 2018/02/07 (水) 17:35:43 >> 12

人殺しそうとは昔からよく言われる。
ガチで妹殺しかけたし

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!?