ギリシャの西側のイタリア半島中部にラテン人が住みつき、
彼らが造った都市国家(ポリス)のローマは、
紀元前6世紀に、貴族を中心とする共和制の国ができ、
イタリア半島全体に支配を拡大していきます。
紀元前30年に地中海を囲む地域を統一し、
皇帝が支配する帝政になっていきました。
ローマ帝国は、ローマを首都(世界最大級の都市)として、
高度な文明を築き上げました。
当時のインフラ基盤を整え、道路網、水道、浴場、神殿、闘技場の施設も建設されました。
長さ、重さ、容積の基準を統一したのもこの頃です。
日本では、豊臣秀吉が統一したのが最初ではないでしょうか。
だいぶ後になってからのことです。
ローマの法律や暦もヨーロッパで長く使われ、アルファベットを完成させラテン文字が
できたのです。
4世紀、ローマ帝国は東西に分裂し、西ローマ帝国が5世紀に滅亡し、
ビザンツ帝国である東ローマ帝国が15世紀まで続いていくのです。
そして、西ヨーロッパでは小国が分立するようになっていったのです。
古代ローマの政治家であり将軍であるカエサルは、権力を握ったものの暗殺されていしまいした。
「賽(さい)は投げられた:やり始めたら、最後まで!の意」は彼の言葉です。
ローマ帝国に関係する現在の国は、ローマを中心としたイタリアをはじめ、地中海沿岸の国々、イギリス、イラン周辺までの国々です。かなり広範囲にわたっていることがわかると思います。
~年表~
紀元前272年 イタリア半島統一
紀元前27年 ローマ帝国が成立
392年 キリスト教を国教とする
395年 東西分裂
476年 西ローマ帝国の滅亡
今日は、この辺でおしまいにしましょう。次回まで、さようなら。
次回は、「日本列島の誕生」についてです。
次回は、「日本列島の誕生」を変更して、「キリスト教」について、お話します。