中学社会の勉強部屋

歴史 宗教について

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今回は、まず、遺跡・聖地について説明します。

メンフィス:テネシー州では、ありません。
エジプトの古代王朝の遺跡のあるところです。
メンフィスとその墓地遺跡-ギザからダハシュールまでの
ピラミッド地帯が世界遺産として登録されています。
ここには、ラムセス2世の石像やアラバスターのスフィンクスがあります。
教科書に載っているものでは、ないと思います。
最初にテネシー州ではないと書きましたが、
じつは、この名前にちなんで、
ミシシッピー川湖畔の都市の名前としてつけられたのです。

ギザ
エジプトの都市です。あのクフ王のピラミッド、
三大ピラミッド、ギザの大スフィンクスがあります。
もちろん、世界遺産に登録されています。

エルサレム
古代イスラエル・ユダ王国の首都。エルサレム神殿がありました。
イエス・キリストが処刑されたところ。
ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖地です。

ウル
メソポタミア地方にあったシュメール人の都市で、
チグリス川、ユーフラテス川の
ペルシア湾への河口近くにありましたが、
今はイラク領ジ―カール県ナーシリーヤ近郊に
あります。旧約聖書のアブラハムがこの都市の出身です。

バビロン:メソポタミア地方の古代の都市。

モヘンジョ・ダロ(死の丘、死者が眠る墳丘として、):
インダス文明最大級の都市。紀元前2500年から紀元前1800年にかけて繁栄して
最大で四万人近くが住んでいたと言われています。
ユネスコの世界遺産に登録されています。ただ、あっという間に衰退した都市です。
その理由は、洪水といわれています。

アジャンタ:Ajanta Caves
料理店の名前ではありません。インドのデカン高原、湾曲した川岸の断崖にあります。
8世紀間に渡りほられたインド最大の仏教寺院群です。

長安(西安):前漢、北周、隋などの首都。
殷墟(いんきょ):古代中国殷王朝後期の首都だったところ。

さて、古代に生まれた宗教についてお話します。
ここでは、3つの宗教についてお話します。
3つ…と言えば、世界三大宗教のことです。

仏教、キリスト教、そして、イスラム教です。

ところで、『宗教』が生まれた理由はわかりますか。
自然現象、たとえば、雷、風、雨、火山の噴火。
この自然現象が起こるのは、神のしわざだと
いつの間にか思うようになり、
豊作になるのも凶作になるのも
『神』に関係すると考えるように
なっていったのです。
それが、『宗教』という考え方のはじまりなのです。

そして、食糧をめぐる争い、流行する病気、貧富の差からくる
争い、世の中には『苦しみ』や『悲しみ』がたくさんあります。
もちろん、『苦しみ』や『悲しみ』から逃れたいと思うのは当然です。
その考えは、人々が、『神に祈りをささげる』という行為に
自然とつながっていったのです。
しかも、神の教えを説く人々があらわれました。
その一人、シャカ(釈迦)は、インドに紀元前5世紀ころ生まれ
仏教を広めたのです。
心の迷いを取り去ることで、この世の苦しみから逃れることができる
という考えを広めたのです。はじめは、厳しい修行をすることにより、
救われると考えられていましたが、
紀元前後になると、仏にすがることが救われる道が開かれる
という考えになり、4世紀から6世紀にかけて、
中国や日本にも伝わっていったのです。
気が付きましたか(・・?実は仏教って外来宗教なんです。
日本固有のものって思っている人、
それは間違いです。

さて、話は変わり…
紀元前後に仏にすがることで救われる考える生まれたのと同じ時期、
イエスがパレスチナ地方に生まれ、キリスト教を広めました。
神を信じる者は だれでも 救われる』という考えを広めたのです。
その考えは、『聖書(新約聖書)』にまとめられています。

7世紀には、ムハンマドがアラビア半島に生まれ、イスラム教を広めました。
唯一神である『アラー』を信仰し、『コーラン』にまとめられています。
イスラム教は北アフリカからヨーロッパの一部、そして、東南アジアの地域
広まったのです。

今日は、この辺でおしまいにしましょう。次回まで、さようなら。

TakeTea_44
作成: 2019/10/16 (水) 14:13:56
最終更新: 2021/06/16 (水) 20:35:42
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