う~ん実に興味深い。
年代史家ナリベーネによれば、科学に夢中であったフリードリヒ2世はいくつかの実験で同時代人を仰天させている。たとえば、皇帝は乳母など育児にたずさわる者に命じて、授乳している赤子に向かってなにもしゃべらせないようにさせた。生まれた子どもがまず何語をしゃべるのか知るためである。アダムから授かった言語であるヘブライ語か、あるいはギリシア語、ラテン語、アラビア語なのか、それとも母語なのか。しかし実験されたすべての子どもは死んでしまった。
フランソワ・トレモリエール・カトリーヌ・リシ編『ラルース 図説 世界史人物百科 Ⅰ 古代ー中世』(原書房、2004)
残酷だけどなぜ死んじゃったのか気になるね。
そもそも一部の人たちから愛情とかふれあい不足が原因と考えられていることがいまいち腑に落ちない。
世界を分節するための機能が備わっていると仮定して、そこに言語の表出がなされなかったことが死因なのか?
「発話障害」とはまた違うしね。彼らは少なくとも言語による理解(読み書き)はできているはずだから。
>> 32で言うところの強迫観念がないと生きようとする欲求を喪失して物理的な影響を及ぼすってことなのかな。
結果から見ればそういうふうにしか俺は考察できんな。
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