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哲学的雑談 / 15

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野良 2019/10/18 (金) 01:24:27 037c3@be086

詠み人知らずさん

ご無沙汰しております。
というか度を越えたご無沙汰ですみませんでした。w

詠み人知らずさんのような優秀な方の意見を聞ける機会は貴重なので、
今後もお相手いただけると幸いです。

🔶信仰と科学について

さて、本題ですが、
神に関する詠み人知らずさんの意見は概ね理解できました。
公理と同じように「神はいる(ある)」を前提とすれば、あらゆる科学の隙間を説明することができると。
科学が隙間を完全に埋めるにはまだまだ時間がかかりそう(多分永遠)ですし、詠み人知らずさんが仰るような広義の神は否定できないかもしれませんね。

ちなみに、僕がアドバンテージという表現を使ったのは、神vs科学という構図についてではなく、あくまで創造論vs進化論についてです。
この二つは一般的に二律背反と考えられていて、互いに否定しようとしています。
そして、創造論も進化論も、科学的根拠に基づいて主張がなされていて、科学が進化論サイドだけに味方をするということは今のところないと思います。
科学はときに創造論サイドに味方し、その結果、前レスでお伝えした始祖鳥の争点のように勝利することもあるのです。

🔶意識(主観)はなぜ存在するのか?

詠み人知らずさんは、「意識が発生する」と「意識を持つ」を使い分けておられるようですが、それぞれ以下のような解釈で合っていますでしょうか?

 意識が発生する =神経が興奮する
 意識を持つ   =「神経が興奮した」ことを認識する

解釈が間違っていたら適宜修正願いたいのですが、
詠み人知らずさんは「意識」というものを、神経の興奮状態を監視する「脳の中央監視室」のように解釈しているのではないでしょうか。

 xが閾値を超えなければ、神経が興奮するだけで、中央監視室には興奮状態が報告されない。
 xが閾値を超えると、神経が興奮するだけでなく、中央監視室には興奮状態が報告される。

詠み人知らずさんがこのように考えているのであれば、
一連の現象が起きる生物体は、哲学的ゾンビでもよいのではないでしょうか?
と問いたいです。
「脳の中央監視室」=「意識(主観)」である必然性はないのでは?
脳のなかに実際にあるかどうか分かりませんが、神経の興奮状態を認識すると反応する脳の領域があった場合、
その領域=「脳の中央監視室」ということでも、一連の現象が説明できると思うのです。

意識(主観)は必要なのでしょうか?
現時点での詠み人知らずさんの説明だと、意識(主観)が存在しなければならない論理的必然性を示せていないのではないか、と思います。

以上、詠み人知らずさんの意見を勝手に妄想しながら話を進めましたが、
この行為の目的は、僕が疑問視しているポイントの輪郭を伝えることです。
なんとなぁ~く、僕の疑問を感じ取っていただき、ご返信いただければ幸いです。

・・・教えていただいた記事、拝見しました。
ヤバいっスねぇこれ。
昔、ID論者から似たような妄想を聞いて、なに白昼夢みてんだと思いましたが、
正夢になりうる事実が浮上するとは。

僕としては、この世界が、善行が必ずしも報われない世界である以上、
進化論みたいな無慈悲なモデルのほうが納得できるのですよねえ。。。
当該記事が、測定ミスとかそういう理由で間違いであることを願います。アーメン。

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  • 16
    詠み人知らず 2019/10/19 (土) 00:32:06 >> 15

    お久しぶりです
    期待に沿えるかどうか分からないので、あんまり買い被らないでね・・・


    中央監視室ってのがよく分からないけど

    • xが閾値を超えなければ、神経が興奮するだけで、中央監視室には興奮状態が報告されない。
      xが閾値を超えると、神経が興奮するだけでなく、中央監視室には興奮状態が報告される。
    • 神経の興奮状態を認識すると反応する脳の領域があった場合、
      その領域=「脳の中央監視室」ということでも、一連の現象が説明できると思うのです

    この表現に倣うのであれば、意識ってのは「報告されるという現象の名前」って感じかな
    仮に哲学的ゾンビが存在するとしたら、中央監視室は機能してないことになるね
    そして、個人的には哲学的ゾンビって(定義にもよるけど)実在しないだろうと考えています

    というのも、自我(意識や感情など)って経験により構築されてると思うんだよ
    高層ビルの屋上から地上を覗き込んだとき、虫や小動物なんかは恐らく恐怖なんて感じないだろうし
    ハイハイできるようになったばかりの赤ちゃんなんかも平気な顔してると思う
    ビルの屋上で足ガクガク震えさせたり冷や汗かいたり腰抜かしたりするのって
    ある程度の知性と経験が備わって「ヤベェ危険だコワイ」と認識できるようになった生き物だけなのでは?

    哲学的ゾンビってのが「有機的には人間だけど恐怖などの感情を持ってない存在」を指すのであれば
    そいつをビルの屋上に立たせても足ガクガクさせないと思うんだよな

    目の前にいる人物が哲学的ゾンビかどうか判別する難易度の高さばかり注目されてるけど
    そもそも人間って有機的な面で個体差あるし
    『あなたは人間が持ちうる全ての感情をもれなく備えていますか?』って聞かれたとき
    Yesって答えられる人いなくね?誰しも欠落してる部分あると思うよ
    例えば事故か何かで脳に損傷を負って恐怖心を失ってしまった人は足ガクガク震えないわけで
    恐怖を感じてないのに足ガクガクさせるって、それもう人間には本来備わってない新機能だよ