ベンジャミン・バトン -数奇な人生-
彼の名は、ベンジャミン・バトン。80歳で生まれ、若返っていった男。
20世紀から21世紀にかけて、変わりゆく世界を旅した男。どれだけ心を通わせても、どれほど深く愛しても、出逢った人々と、同じ歳月を共に生きることができない、その運命。
一瞬、一瞬を、大切に生きていますか?
全ての出逢いを、胸に刻んでいますか?
これは、そうせずには生きていけない、特別な人生を送った男の物語。
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俺からも便乗レビューだぜ!
人は誰しも生まれたばかりは無力。時が経つにつれ身体もできあがり、ピークを迎え、そして緩やかに弱っていく。
人は誰しもオムツに始まりオムツに終わる。時計が0時から24時に向かって進むように、生まれたときと同じように、何も持たずに死んでいく。
80歳で生まれ、年を追うごとに若返っていく特異な体質のベンジャミンが
老衰もとい「幼衰」するまでの奇妙な生涯を綴ったヒューマンドラマです。
同じ歩幅で人生を歩むのではなく、すれ違う一瞬の時間をしっかり噛みしめる。
祖父と孫のような見た目のカップルは、祖母と孫のような関係になっていく。
大人にあこがれるヤンチャでおませな子供の目線と、若さにあこがれる老人の目線。
そのコントラストが素晴らしい作品です。