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善と偽善 / 25

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詠み人知らず 2020/05/23 (土) 04:46:27

なんか話が不可解なほうに転がってる気がするぞ・・・

偽善(ぎぜん)
本心からでなく、うわべをつくろってする善行
 「―者」

この文言を読む限りだと、偽善ってのもあくまで善行に含まれてる1つのカテゴリに過ぎないでのは。

というわけで
世間一般的に偽善として扱われそうなバリエーションをぱっと思いつく範囲で挙げてみる。

  1. 【見返りを期待して行われる行為】
     例:恋人の前で見栄をはるために人助けをする。
  2. 【満足感を得るために行われる行為】
     例:善行をする自分に心酔して人助けをする。
  3. 【善意により行っているが、一方的で押しつけがましい行為】
     例:他人の部屋を勝手に掃除する。
  4. 【善意により行っているが、相手のためにならない行為】
     例:万引きした我が子をしっかりと叱らない。
  5. 【善いことをしなければという義務感により行われる行為】
     例:身の丈に合わない額の寄付をして自分は不幸な人生を歩む。

とりあえずこんなところか。
他にも思いついたら言ってくれ。

この5種類の偽善において、「やらない善よりやる偽善」が通るのは1~2で
「この偽善者が!」という言葉の的になりそうなのは3~4といったところだろうか。
5が何とも言えないんだけど、皆さんはどう思うでしょうか。

いずれにせよ、これらのパターンを見るに
一般的に偽善と呼ばれるような行為であっても、善意の純度が100%じゃないというだけであって実際にはある程度の善意が混ざってるもんだと思う。
「この偽善者が!」という指摘をする人こそ、あたかも自分が善人であるかのように装ってる偽善者に思えてならない。

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