『機動戦士ガンダム』シリーズ
リアルロボットアニメの元祖とも言われる有名なアニメです。
たまに「赤いものは通常の三倍」とか「黒歴史」というワードを耳にすると思いますが、実はガンダムが発祥です。
人口が増えすぎて、地球周辺の宇宙にコロニーと言われる人工的な生活空間が作られた近未来(※宇宙世紀)の戦争を舞台に、主人公たちが出会いと別れを繰り返し、成長していく様が描かれたシリーズです。
リアルロボットと呼ばれる所以は、出てくるロボット(通称:モビルスーツ)すべて、新時代(作中に登場する新粒子によって、レーダーがほとんど使用不可になってしまった時代)の戦争の兵器としてであり
実在する兵器とあまり遜色のないものだからです。
作中に、モビルスーツを開発する企業や、モビルスーツの扱う武器を開発する企業まで登場しており、さらには同一企業のモビルスーツを使って戦争をする(政治的な裏取引という形)という描写まで出てきます。
さらに、人間同士の戦争ということもあって、主人公や敵キャラの心理描写がリアルに描かれているほか
敵軍、自軍が一枚岩ではない描写まであって、ロボットアニメでありながら、フィクションとは思えないくらい深く考えさせられます。
様々なシリーズがある中、今回、わたしが特にオススメするのは、『劇場版機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』です。
この作品は、最初のアニメ『機動戦士ガンダム(以降ファーストと表記)』の14年後である宇宙世紀0093年を舞台にした、1988年3月公開のアニメ映画です。
ファーストの主人公であるアムロ・レイと、その最大の宿敵で、赤い彗星と呼ばれているシャア・アズナブルの最後の戦いを描いたものです。
一年戦争(ファースト)から、グリプス戦役(機動戦士Zガンダム)、第一次ネオ・ジオン抗争(機動戦士ガンダムZZ)を経て、二人の導き出した結論が描かれています。
わたしがこの映画をオススメする理由は、2020年7月23日公開の映画、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』に直接関わってくるものだからです。
(主人公ハサウェイが逆襲のシャアでの重要人物として登場している)
予備知識として、ファーストとその続編『機動戦士Zガンダム』、『機動戦士ガンダムZZ』を見た方がわかりやすく、より楽しめると思います。
※シリーズによっては宇宙世紀の後の世界や、パラレルワールドの話がある。