なかなか前衛的な意見で、読んでいて楽しかったです。
1⃣鬱病の保険適用廃止 について
各業界の本心はさておき、本来なら一過性で済むはずだった人の症状がうつキャンペーンにより慢性化しているケースは大いにあるでしょうね。
自殺件数の増加にも一役買ってるんじゃないかと思います。
とはいえ、キャンペーンの影響如何によらず重篤な症状を抱えている人も中にはいらっしゃいます。
困っている人がその状況を打破し、成長できるように促すことが本当の人助けなのである。
という考えを持っているのでれば、保険を全廃するのはちょっと意味が分かりません。
うつを乗り越えて人は成長するといえば聞こえは良いですが、一体どのような手法で「促す」のでしょうか。
「促す」のプロセスに医療行為を介入させないのであれば、それはもはや精霊に祈りを捧げるブードゥーと同じ次元かと。
2⃣生活保護の廃止 について
これも同じく、受給条件や額を見直すという話であれば検討の余地はありますが、廃止は暴論かと。
偏差値60や30というワードが単なる例示にすぎないということは十分に理解していますが
教育水準にせよ所得水準にせよ、あくまで相対的なものでしょう。
その自殺支援制度とやらを導入し、ピラミッドの最下層をダルマ落としよろしく現世から除外したところで
かつて2段目にいた人々が最下層にずり落ちてくるだけなのでは?
そのプランには構造的な欠陥があると思います。
🔸あなたの意に沿うであろう代替案
①心身ともに就労可能な状態である
②一定の期間(別途審議)にわたり納税額が一定の値(別途審議)を下回っている
③国内における求人の総数は、就労可能な人口の総数を上回っている
上3項を満たす者に関しては、職業選択の自由をある程度制限したうえで、客観的に測定した職業適正に見合う職に就かせるものとし、①に該当しない者には生活保護を給付する。
3⃣育児免許制度 について
「免許は原則として全員に与えられるが、特定の項目に違反した者からは剥奪する」という方向性なら検討の余地は十分あると思います。
ただ、これに関しても偏差値や所得水準などの相対的な値を指標にしてしまうとダルマ落とし現象が起きてしまうため、入念に吟味したうえ別の指標を規定する必要があるでしょう。
それと同時に、育児適性の高い家庭および個人においては最低限の出生数を義務付ける必要も出てくるでしょう。