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二項対立保管所 / 13

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KANAME 2020/05/10 (日) 17:18:38 修正

〈優位⇔劣位〉 〈勝者⇔敗者〉 〈天使⇔悪魔〉 〈上位⇔下位〉
〈内容⇔形式〉 〈中心⇔周縁〉 〈ハレ⇔ケ〉 〈現実⇔虚構〉
〈本物⇔偽物〉 〈文明⇔野蛮〉 〈知性⇔感性〉 〈理性⇔野性〉
〈正常⇔異常〉 〈作者⇔読者〉 〈健康⇔病気〉 〈ホンネ⇔タテマエ〉
〈生産⇔消費〉 〈売り手⇔買い手〉 〈音声⇔文字〉 〈正統⇔異端〉
〈帝国⇔植民地〉 〈自己⇔他者〉〈問い⇔答え〉 〈コピー⇔オリジナル〉


いろいろあるけど、この中からチョイスするなら

〈内容⇔形式〉

が一番おもしろい(※)と個人的には思う。
これは便利とかいう話とは少し脱線するかもしれないけど、状況に応じてどちらを優先するかって話。
たとえば、お酒の席で「政治」「宗教」「野球」とかの話はタブーだったりするけど、思想の違いが色濃く表出してしまう(最悪それが理由で人間関係にヒビが入るリスクがある)テーマについては「内容」よりも円滑に話を進める「形式」を優先するとかね。
つまり、〈ホンネ⇔タテマエ〉とか〈理性⇔野性〉とかにも言えてくるかな。
いわゆる処世術ってヤツ。

それって日常会話だけじゃなくて、議論に置き換えても「どっちを出し入れしたほうが満足のいく自己表現・コミュニケーションができるか」って観点で考えたら言葉のキャッチボールがより豊かになるってのはあるかもしれない。
たぶんやってる人は意識的にでも無意識的にでもやっちゃってるんだろうけど、あえて書かないとか。
行間を読ませることに一種の娯楽性を見出すとか。
でもそういうアソビが自然にできる人ってほぼいないと思う。
思考が直線的っていうのかな?
野良は奇麗な曲線描いて満面の笑みで着地決めたりするけど。

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