霧雨
窓際族 niarytsim
2020/01/01 (水) 19:27:19
真・第2章 片付けをさせる上司は最低である
この意味がまだ誰一人理解できないらしい。
片付けとは背中で見せていくものだ。片付けの姿勢を示し、後に続く部下を導き、ニューワールドの境地を知らしめる。
「俺のデスクを掃除しろ」と、口で命令することの浅ましさ。これでは誰も後に続かない。遺されるのは見渡す限りの荒野のみ。むなしい地平線は遥か彼方まで続く。
しかも、誰も行動しないという最低の荒野である。
しかし、得てして上司とは理解されない生き物である。部下は存在しない揚げ足を見出だし、渾身の有吉弘行顔で的外れのアドバイスをする。
「後片付けを任せてくるなんて、自ら体現してる!!」
ふざけているのか、これだからいい歳こいた平社員なのだ。任せるも何も、部下の散らかした万物を整頓しているのは俺だ。
背中で見せようにも、見ていなければ仕方ない。見誤っていたら仕方ない。まあいい、部下は他にもいる。
こんなに優しい言葉をかけ続けているのに、どうしてお前はそうなんだ…?
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