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講評 for赫音 / 7

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KANAME 2019/12/04 (水) 23:25:14 修正

赫音選手について

特別インタビューということで、喧嘩界管理人のKANAMEさんに語っていただきました。


——今回、新たな刺客として、LINE界隈から赫音選手が満を持して登場してきたわけですけれども、未だかつて喧嘩界では類を見ない数百レスにも及ぶ攻防がさまざまな対戦相手と繰り広げられましたが、率直に言ってこの度の「喧嘩」についてどのようにお考えでしょうか?

ま、いっぱいあるわけですけれども。
俗に言うレスバトラー、まあ僕の場合特に喧嘩師を見ていて感じるのが、大体喧嘩師って僕らの世代のほとんどがスパルタ教育を受けてきた、いわゆる厳しめに育てられてきた選手が多いんですね。
その厳しく育てられたことが良い意味でも悪い意味でも、良い意味で言えば赤村さんがツイッタラーとして成功したわけなんですけれども、悪い意味で言えば「勝てる相手以外の環境に踏み込む」みたいなことをなかなかしない。
自信を持って技術を磨いて得たものでは成功したものの、なんか意外に限界を定めているみたいなところがあって、日本代表の喧嘩師の連中でも「俺にはできない」「それは俺には、KANAMEくんみたいにできひんな」みたいな、あらかじめ決めつけてるようなコメントが多い。
ただでさえ上位陣がメンツを守ろうと外堀を固めている中で、新しい選手が付け入る隙ってなかなかないんですよね。実際にはあるんですけど、すでに出来上がっているそれぞれの喧嘩界隈の価値観にあらがうことって、心理的ハードルが思っている以上に高いんです。
そんな現在のシーンにおいて、赫音選手は「上から順番に高いのくれへんかな?」という横柄な態度で身の程を弁えず有名な選手を軒並み指名してきましたよね。彼の勇姿は、帰属意識の高い民族の間では叩かれたりしていますが、かえってこれが「喧嘩界のあるべき姿なんじゃないかな」と大事なことを思い出させてくれました。
そういう意味では群れがちな今の時代にはとても珍しい、一番「喧嘩師らしい喧嘩」を見せてくれたと思いますね。

——喧嘩界では、鬼舞辻りかおし(おでん?)選手や天使選手、kain選手などといった古株のメンバーを含め、KANAMEさんご自身も交戦されておりましたが、赫音選手の喧嘩師としての能力についてはいかがでしたでしょうか?

非常に高いですね。
見てわかるように、たとえばりかおし戦では最終的に粘着屁理屈合戦となっていましたが、後半にさしかかるにつれ相手がキャラを維持できなくなってるんです。その一方で赫音選手はまったくブレていない。なぜこのような現象が起こるかというと、赫音選手のレスを注意深く観察すればわかるのですが、彼は必要最低限のことしか書いてないんです。それに反してりかおし選手は相手を認めさせるために毎回過剰な文字装飾を施している。
せっかく書いたものが簡単に一蹴されることを繰り返されれば、誰だって嫌になると思います。恐ろしいのは、単に粘着するだけでなく、屁理屈には屁理屈で応対できるということなんですね。「目には目を歯には歯を」や「毒を以て毒を制す」ということわざがあるように、文字喧嘩におけるフィジカルの高さが秀でていると思いました。
天使戦はさらっと流し、kain戦はこのサイトでの初戦だったと思うので、お互い様子見するという形で特に進展することなく終わってしまいましたが、僕との喧嘩ではしっかりと読解し、適切なレスを書けていたので、適材適所で対応できる汎用性の高さは折り紙付きと評価できますね。

——最後に、赫音選手が新たな一歩を踏み出すときに必要だと感じられるアイデアはありますか?

まず喧嘩とは違う分野の人ともたくさん交流を深めること。
そこに時間を使うということはものすごく大事なことだと思います。
喧嘩師って、ほんとに関わる人偏ってるんですよ。
時間の使い方がほんとね、うまくないんで。
結構無駄なことに時間を使っているんで、そういう空いたところの時間で積極的に喧嘩とは違う、もしくは自分の価値観とは違う畑の分野の人と接する。これもね、結局情報につながるんですよ。
情報がものすごく大事なんですよ。

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