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我々のめざす喧嘩 / 51

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KANAME 2019/12/09 (月) 08:30:30 修正

>> 45

王国について、昔見た記憶があったが、とても精査された文章で感心したので、飲茶氏の文章に俺の考えを当てはめて表現することにする。


喧嘩において、論者同士は『対等であるべき』だが、『対等に喧嘩をしていないと見なされた者』は王によって排除される。

喧嘩界における管理人と論者の関係は
『王と騎士』の関係である。

王は騎士の『生殺与奪権』を持っており、気に入らないものを文字通り『消す』ことができる。
それゆえ騎士は王に絶対逆らうことができない。

王は『神聖』な存在である。
したがって、神である王の言葉に対して、なんぴとも『無作法に異を唱えてはならない』

こういった関係で喧嘩界の運営を行う方が、『対等』の関係で喧嘩を行う騎士の『自由』を守ることができ、効率的であると考えられる。


『対等』な関係で喧嘩が成立しないことがある」のはなぜか。
その答えは単純に、彼らがみな『どうしようもなく未熟』だからだ。

自分の意図しない方向に喧嘩が傾けばイライラし、『自分とは違う論理体系を持つ人』に出会えば腹立たしさを感じ、顔を真っ赤にして罵りたくなる。

そして、ときには
相手に無理解な態度を示し、『喧嘩の場にふさわしくない投稿』を繰り返し続けたり
『非生産的な要因による悪意』によって、場の喧嘩・コミュニティの破壊を試み、機能不全に陥れることを直接の目的としたり
周囲に注意を喚起されても無視し続け、さらに悪質な荒らし行為に走り出したりする。

(それ自体は悪くない。腹が立つものは腹が立つ。しかし『対等』から外れたそれらの行為を『王』は許さない)

だから、そろそろ気付いたほうがいい。
『王と騎士』といった独裁的運営でもない限り、『俺たちはまともに喧嘩なんてできない』ということに。


俺は、ネット上の喧嘩を見続けた結果、ネット上の『対等な喧嘩』というものに『絶望』してしまった。

その『絶望』から次のような『新しい喧嘩サイト』のあり方を考えてみる。

『王と騎士による喧嘩の概要』

まず、『志(議題)』を持つKANAMEが『王』であることを宣言し、
何もない荒野に『王国(喧嘩界)』を建てる。

『王』『志(議題)』はさまざま。
『王』『騎士』として『コロシアム(トピック)』で剣を握ることができる。
今回の『志(議題)』は喧嘩界運営について。

『喧嘩界の自由を荒らしに与えるべきではない』

この『志(議題)』に惹かれた人たちが『騎士』として『コロシアム(トピック)』にやってくる。
『騎士』『王』に意見し、『王』はその意見をまとめ、『喧嘩界』に反映する。

概要は以上である。
まさに今行っていることである。


『荒らしを野放しにした場合の結末』

「相手が『対等』な喧嘩をしないやつなら、こっちも相応の対応をしてしかるべきだ!」

『ヒーーートアップ』

見るに耐えない不毛なやり取りが続き、それだけでトピックが埋め尽くされる。
こんなリスクを孕んでいる不愉快なサイト、誰が書き込みたいと思うだろうか。
こうして何の益もないまま、トピックが消費され続け、やがて喧嘩界は終焉を迎える。


『前提を疑うこと自体は不当ではない』

まず、「前提を疑うこと」で、有益に喧嘩界が運営されることは十分にありうる。

たとえば、先の議題でいえば、前提を問い直すことで、

「荒らしを根絶する必要はない」

もしくは

「荒らしの根絶ではなく、被害が許容できる範囲で運営できればいい」

といったふうに管理人の考え方が変わるかもしれない。

そうなれば、荒らしの是非に関する議題自体が消滅するわけだが、これはある意味では、

『管理人の議題に対して、より本質的な意味で答えを与えた』

とも言えるだろう。

繰り返すが、このように『前提を疑うこと』で、『有益に喧嘩が発展すること』は十分にありうる。

したがって、この独裁的な喧嘩界運営のやり方は、けっして

「単純に、前提を疑うことが無益で無価値だから、やってはいけない」

ということを意図してはいない。


『前提はいくらでも疑いが可能であり、疑いの止めどころは存在しない』

むしろ、問題はこちらの方である。
あらゆる前提について、常に『終わりなき疑い』が可能である。
前提を疑い出したら、きりがない。
だから、どこかで「ここから先は疑いません」という『疑わない地点』
誰かが『決断』しなくてはならない。

この『決断』は、論理的で合理的なものにはなりえない。
どうしても『単なる好き嫌い、個人的な趣向』になってしまう。
それは『何も規制しないことの正しさ』についても同じことが言える。

論理的に、合理的に、前提が正当であることを主張したくなるわけだが、そんなことはそもそも『不可能』である。
(なぜ不可能かというと、それはまさに言葉のとおり『前提だから』だ)

前提というものは、
「一方が独裁的に決定し、他方がそれに疑義を停止して同意する」という形式でしか、本来、成り立たないのである。
(もちろん、話し合いを重ねて、「全員が合意できる喧嘩の前提」を見つけることはできるかもしれない。が、それは恐ろしく非効率であり、たいていは、途中で『モチベーション』が尽きる)


『騎士』に、これら喧嘩の前提を
『無根拠に独裁的に設定する権限』
を与えることは可能である。

もしかしたら、「そんな権限を与えたら特権濫用する人(独裁者)が現れるのではないか」
と心配する人がいるかもしれない。

そこで、『王』の独断と偏見で「この人なら大丈夫そう」という人に与えることにしている。
実は結構前から数名には『王』の権限を俺から与えている。

したがって、別の『王』が他の者に権限を与えることも可能であり、規制することも可能である。

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