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恥晒しの毒正義 / 30
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他人の存在が既知である以上は、「僕が僕を見ている」という状況で何らかの感情を抱くのはいくらでもありえることだと思うけどね。
俺たちは言葉によってすでに「自分」と「他人」を仕分けてしまっている状態でしょう。
逆にそれ以前の他人が存在しない状況なんて想像できないのではないかと思うけどいかがでしょう。
たとえば光と闇があって。
明度によって俺たちは明るさを識別することができるけど、「光」の存在をまったく知らない人が「闇」の中に投げ出されて、果たして「闇」を闇と認識できるのかどうかって問題があるわな。
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