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離れていく少年やクルージーンには、“それ”は目もくれない。言葉を直接届けたSCOREのことしか目に入っていないようだ。
相変わらず『指』だけは巨人を指し、その動きを抑えてはいるが、『顔』はがっつりSCOREを捉えている。
「豌励▼縺九↑縺九▲縺溘h。蜷帙、し繝シ繝エ繧。繝ウ繝茨シ?」
『うん、そう。君は?』
「……」
『言いたくないの? ……うーん。それだとマスターが困るんだけど……』
「……縺斐a繧薙h」
『まあ、仕方ない、かな?』
聞き取りさえできない謎の言葉で、“それ”とSCOREは会話する。しかし、その間、少しも巨人は動かないまま。
問うてみれば、それは『敵』だから、どうにかしようとしているのだ、と“それ”は答えた。
『じゃあ、あれを倒すの、手伝ってくれる?』
「繧上°縺」縺溘h」
『ありがとう』
……どうやら、一先ず巨人の討伐には協力してくれるようだ。
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