>> 13 >> 14 触れていた異形腕が離れ、そして、背後の爆音。180度“それ”は反転し、初めてその巨躯に気づいたように、ふるりと小さく震えた。 少女の発した咄嗟の声にも、飛び出した少年の爆音にも、やはり反応はしない。 ただ、腕を振り下ろす機械の巨人を“見上げ”。
——ふっ、と、腕が別の巨人に切り落とされたその瞬間、その場から消えた。 いや。消えたのではない。いる。いるではないか。 何処に? 新たに現れた、その巨人の頭の上に。ちょこんと。
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