アレクサンドル・スヴォーロフ
2019/12/13 (金) 22:03:48
>> 14
「ヌゥこれはマズイである!」
彼の脳裏に浮かんだのはこのまま両面宿儺を燃やすか、観客を守るか。
ロスタムと名乗るこの英雄が観客を守るだろうと言う予測が付いたため、彼にだけ任せるかほんの一瞬だけ悩んだ。
しかし腐っても英雄であり軍人。すぐさま観客を守る行動へと移り、炎をジェット噴射の要領で両面宿儺の方へ放出しながら呪詛を纏った魔力をその身で防ぐ。
もちろんそのまま受ければスヴォーロフもただではすまないが当たる瞬間、自身の纏う炎を一瞬だけ彼自身を全身覆うほど出力を上げた。
これにより直撃は避け多少のダメージを防ぐことができたが、呪詛をその身で受け止めたダメージは大きい。
彼の甲冑にヒビが入り、身に纏う炎は勢いが落ちている。ダメージを受けていることは誰の目から見ても明らかだった。
「ぬぅ、流石に効いたである」
しかし、そんな様子でも彼の口ぶりは軽く、酒瓶を取り出しふたたび酒を浴びながら飲んでいた。
>> 15
「やはり防いだであるか。いやはやまさに英雄であるな」
酒を飲みながらロスタムの行動を賞賛する。
そして、彼が宝具を繰り出そうとしている様子を見るも、スヴォーロフはそれを止めようとはしない。
むしろそれを肴に酒を飲んですらいる。
「おお一体何が出てくるであるかな、楽しみである!」
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