伝言板

D&D5eあヴぇるぬす…用伝言板 / 42

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個別エンディング(前半):
『バルンガ』
 バルンガはエルタレルの王となった。
指導者を失ったエルタレルにとって、トームの聖戦士(バーバリアン)であり、地獄からエルタレルを救った英雄の一人である事。
さらに、エルタレルの民衆英雄としてもとより地元民に知られていたというのも非常に都合が良かった。
くりあがりでヘルライダーの頂点に立ちどさくさでエルタレルの将軍の座に就いたレイア・マントルモーン。
そして、エルタレル高城の地下墳墓より蘇った古代のマミー。
この二人(一人と一体)とレイヴンガード卿の支持を受け、バルンガはエルタレルで戴冠を果たしたのだった。
「これから平和を築くための戦いが始まる、その為には国民皆の力が必要だ。『エルタレルに栄光を』」
民達の歓声を受け、バルンガはそう語るのだった。

『ザリエル(オルガ)』
 バルンガの戴冠に際し、その権威を支えた者。その一人にこのザリエルも数えられる。
かつてヘルライダーであり、オルガという人間であったというザリエル。
その魂は、ザリエルの善なる欠片であった。
悪のザリエルを討伐し、その精髄を吸収し、ザリエルは真にザリエルとなったのだ。
ザリエルは、バルンガの戴冠式という場で、その名においてその王座と国を祝福する事で、その聖なる復活を明らかにしたのだった。
控室に戻り、仲間達と別れを交わすザリエル。
いずれ、いかなる手段か、いかなる場所かで会う事もあるかもしれない。しかし、物質界とは一先ずの別れなのだ。
 地の玉座より、天の玉座へと戻ったザリエルは、主であるラサンダーに迎えられる。
「過ちを得、よき友を得ました」それが堕落し、そして再び昇天を果たしたザリエルの言葉であった。
ラサンダーにより、ザリエルは再び天の七軍の将として迎えられるのだった。

『ラスティ』
 ラスティは、かつて自らのルーツに迷っていた。
しかしある時、エヴァレスカから出て来たというエルフの窮地を救い、
「血の過去を知りたければ西へ向かうと良いでしょう」との啓示を与えられた。
そして、出会いと冒険を果たし、今再びかのエルフに相まみえようとエヴァレスカへと向かっていたのだった。
エヴァレスカはエルフの第魔法によって守られた地、おいそれと侵入は叶わない。
ラスティは霧に取り巻かれ、途をを失っていた。
そこに声がする。それは、あの時のエルフであった。
「貴女のルーツは見つかったかしら」
「はい、途中までは。そして過去を覆う霧は晴れました」
エルフは、ラスティにその旅を紡ぐようにと乞う。その途を語るラスティ。
その旅路の果てるころに、ラスティは今道半ばなのだ、と語る。
だから。
「あなたも、私のルーツの1つなのですよ、って」
新たな道へ歩みだす前に、今しばらく、ルーツの一つである貴方…名も知らぬエヴァレスカのエルフと共に過ごす年月が欲しいと。
エルフは、少し驚いた顔をした後、ラスティへと、ラスティへのみ秘めやかにその名を告げ、
僅かな年の間エヴァレスカから離れて共に旅をしましょう、次は貴女が導いてください。と告げるのだった。

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