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シナリオ名：ラッパンアスク

◆イントロダクション ラッパンアスクの伝説
　何百年も昔、古代都市ツアーに存在するオルクスの神殿を破壊するため、善なる勢力の連合軍が結成された。彼らの活躍により、古代都市ツアーは破壊され、オルクスの高僧の生き残りは、魔術師ゼルコールが率いる勇敢なファイター、クレリック、パラディンの追撃を受けながら逃げ去った。
　その後、恐るべき邪悪の司祭たちの行方を知る者はいない。何故ならば、オルクスの信徒たちは、彼らを追う光の軍勢と共に消え失せてしまったからだ。世界から多くの善なる戦士たちが失われたのは、あれだけの悪を葬るために必要な犠牲だったと言うものもいた。
　しかし、邪悪なるオルクス教団は滅びてはいなかった。生き残った司祭や使徒達は、海岸沿いの「希望の森」の近くの丘に住み着いた。そこで彼らは巨大な地下洞窟を発見した。司祭達はそこで、おぞましい儀式を続けるための拠点を設立した。そうして彼らは光から、そして人類から隠れ続けた。
　司祭たちは長い年月を掛け地下探索を完了すると、丘の上におぞましき霊廟と墓場を立てた。これらの墓はかつての戦いの末に全滅した勇者たちの眠る場所だと言われている。この霊廟が現れた後、森に住まう平和的な生き物は数を減らし始めた。多くのレンジャーやドルイドが調査をしたが、原因は特定できなかった。数年後、ティア神の祭司ボーフレッド率いる強力な冒険者達が再度調査を行った際、墓地の地下に巨大な迷宮が発見された。その迷宮で、ボーフレッドと仲間たちは多くの邪悪な生物を発見した。ボーフレッドの仲間達のうち数人は金銀財宝や強大な怪物の話を持ち帰ったが、ボーフレッド自身は呪われし霊廟の地下に広がる墓地から戻ることはなかった。
　過去百年の間、何人もの冒険者がこの新たに発見されたダンジョンに挑んだ。多くは周辺の山賊や怪物にやられてしまった。噂によると、霊廟までたどり着いた者のうち、殆どは緑色の石で出来た守護者に殺されたり、一階層で全滅したと噂されている。より深くに潜り、生還した数少ない幸運な者達は、恐ろしいアンデッドや、殺すことのできない怪物の話を持ち帰る。しかし、ラッパンアスクを探検した者の全ては口を揃えてこのように言う。

　　　　　　　　　　「井戸を降りてはいけない。」

◆レギュレーション
・2レベルスタートで、能力値決定はダイスロールまたはポイントバイ。
・日本語版書籍の範囲すべて使用可（クトゥルフ系除く）、未翻訳範囲は応相談。
・初期所持金を200gp追加し不用品は売却可（コモンマジックアイテムは購入不可）。
・悪属性はNGでお願いいたします。
・各PCは開始時にラッパンアスクに関する噂をランダムで1つ知っています。
　呪文クラスを持つキャラクターはさらに追加で1つの噂を知る機会を得ます。

◆選択ルール / その他注意事項
・能力値のカスタマイズ（能力値ポイント）：○
・ヒューマンの特徴：○
・飛行能力を得られる特徴：○
・背景の選択ルール（従者、騎士、ギルドの商人、剣闘士、間者、悪名、海賊）：○
・背景のカスタマイズ：○
・装備品のサイズ合わせ：X
・第6章：カスタマイズ用オプション（マルチクラスと特技）：○
・荷重：X
・異なる能力値で技能を使う：○
・グリッド・マップを使った戦闘：斜め1マスでも5フィート。
・物を落とすのは特にアクションを要しない。
・銃器の習熟：X
・挟撃：X

◆追加ルール等
・一部初級呪文の効果変更(後述)
・交渉ルールとして影響アクションを採用
・"盾の使い手"特技によるBAでのバッシュはそのターン中に攻撃アクションを行うならアクションの前に使用を許可
・"軽武器"の特徴を以下にエラッタ　「君のターンに攻撃アクションを行い両手に軽武器を持って攻撃するとき、同じアクションの一部として追加攻撃できる。この攻撃はもう片方の手に持っている軽武器で行う必要があり、ダメージに能力値修正は加えず、各ターンに1度のみ行える。」
・トライデントのベースダメージを1d8/1d10に変更