月旅行のしおり
このツリーに、ウサ味紳士からもたらされる月の情報を記載していきます。
長いので3行にまとめるとこうなります。
- 月面は真空だ! 宇宙服と空気のカンヅメで窒息を防ごう
- 月面都市「オウサカ」はほとんど大阪だ!
- ナチスドイツの出城「グラン・灘」におたからがあるらしいぞ!
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このツリーに、ウサ味紳士からもたらされる月の情報を記載していきます。
長いので3行にまとめるとこうなります。
大事なこと1:真空
月面ウサギや衆業『月兎人』に加盟した者は真空でも問題なく活動や会話ができますが、旅行者は『宇宙服』と『空気のカンヅメ』を使わないとたちまち窒息します(即座に死亡)。
なお月面の重力は地球の10分の1ですが、血戦時の各種ルールは地球上と変わりません。
宇宙服(バニー)
価格4の日用品、装備。バニースーツ、ウサギの着ぐるみなどウサギの意匠がどこかにある衣服。フザけたカッコですが、月面においてのみなぜか宇宙服として機能します。同じ装備欄に『空気のカンヅメ』を1枠分保持できます。ウサ味紳士が人数分用意してくれるほか、月面都市で調達可能です。
空気のカンヅメ
価格1の日用品、補助、ミニ・消費。地球の空気をパンパンに詰めたスチールの缶。
『宇宙服(バニー)』を装備している時のみ、あらゆる行動に組み合わせて使用でき、そのターン中窒息しなくなり、会話もできるようになります。睡眠を阻害することなく自動で使用することも可能。
空気のカンヅメは 下記の製造装置を使う以外で調達することはできません。
空気のカンヅメ製造装置
日用品、計画、部屋。『ヒポグリフ号』に搭載されています。
地球上にて 計画的行動として〔教養〕か〔生活〕の難易度7の判定を行うことにより、成功度1につき1d6個のカンヅメを作れます。
大事なこと2:月-地球の往還と宇宙船
スピード3、車体3、荷物8、維持5・空中・宇宙・居住・安全装置
ただし第2話開始時点では故障しており、離陸できません。修理内容によって上記データが変わる可能性あり。
「居住」を持たない他の車両を荷物として搭載できます。
地球の大気圏を脱出した後はおよそ丸1日で月の裏側に到達できます。
月面において『ヒポグリフ号』を一時的なアジトとして扱えます。
『ヒポグリフ号』の中には空気がありますが、地球を離れた後は1週間で空気が尽きます。PCが『ヒポグリフ号』の中で睡眠や食事を超える複雑な計画的行動をしないなら、そのターンはカンヅメを消費せず過ごせます。ただし月面都市オウサカ内では法律により自由に飛行することができないため、移動拠点としては使えません。
月から地球に戻る際には、別途ロケットが用意されます。一度地球に戻ったなら、再度月に行く機会はよほどの幸運がないかぎり訪れないでしょう。
月面に残ることを選んでもよいです。月面都市オウサカは余所者を拒みません。
月面都市「オウサカ」
オウサカの地形・地名
オウサカはほぼ大阪と同じ地形で、大阪に対応する6エリアとその中の場所が存在します。場所ごとの趣味属性、調達できる物も一致。
基本的には大阪のエリア名・場所名の頭に「スペース」がつくか、「大阪」が「オウサカ」に置換されています。「スペース官庁街」「スペース十三忍者村」「私立スペース東淀川大学」「オウサカ城」など。ただしいくつか例外もあります。
月面なので自然の水がありません。スペース沙京においても「水上」の車両は使えません。
舗装されていない地面は概ねサラサラした砂ですが、あちこちに「チーズ」が鉱脈として埋没しています。明らかに乳製品由来でないにも関わらず、地球上のチーズと食感・味・香り・栄養価すべて同等です。オウサカで調達できる食料はチーズ関連ばっかり。
五大盟約にあたる集団も名を変えて存在していますが、地球のそれと関係はなく、相互の関係性も穏やかです。月兎人という1つの大盟約の下部盟約になっている形。もちろんまったく諍いがないわけではないです。
文化
オウサカの公用語は「オウサカベン」ですが、オオサカベンとは高い互換性があり、大阪からの旅行者は珍妙な目で見られこそすれ会話に困ることはほぼないです。
オウサカの総人口は不明。人口比率は概ね、月面ウサギ60%、地球から帰化した人間39.9%、他の宇宙人0.1%。
年中発情期のウサギの性格から、都市全体が性におおらかです。住民全員が【両刀使い】で、かつ毎日何らかのロマンスかアダルト趣味に興じないとストレスを覚える性格のため、地球の亜侠のように悪事にかまける暇すらありません。
大阪における『エルヴィス』は、オウサカにおいては『ガガーリン』です。
月面ウサギ
2足歩行を行う大型のウサギです。身長は高くてせいぜい1m前後(耳含む)。月の色に馴染む薄茶色の毛並みを持つ者が多いです。ピーターラビットを一回り大きくした生き物と思ってもらえれば問題ありません。
平均すれば知能は人間よりもやや高めで技術力も高い方ですが、同時に性欲の権化でもあります。【ウサギの心】により、毎日何らかのロマンスやアダルト趣味を求めて動きます。雄雌問わず人間と交尾することもでき、そうすることに躊躇もありません。その結果産まれるのはウサギか人間のどちらかであり、ハーフ種はいません。妊娠から出産までの速度は人間の10倍、成人までの速度も3倍ほど早いですが寿命もその分短いです。
地球人が月を見て気が狂ったり虎になったりするように、ウサギも地球を見て狂気にとらわれることがあるようです。そのため現在ほぼ全てのウサギは月の裏側に住んでいます。狂ってしまったウサギが地球に送られる・赴くこともあり、そうしたウサギは徐々に狂気と知性を失って野生に返ります。それが現在地球上でみられるウサギの祖先とされています。
グラン・灘
オウサカの北西、地球において東城(オステンシュロス)があるはずの位置には、「グラン・灘」と呼ばれるナチスドイツ領があります。
70年代の宇宙開発競争末期にひっそりと作られたドイツの出城ですが、その後地球と完全に断絶してしまい、東城以上に旧態然としたナチズムが残留、なおかつ技術的にも地球やオウサカに劣る遺跡となってしまいました。それでも危険なダンジョンであることにかわりはありませんし、強欲なナチが溜め込んだおたからが未だに大量に存在するとも言われています。また、『地球で失われたもの』という概念的な宝物もあるとかないとか…。
チームカルマ『月兎人(Moon Getter)』
新たに月面に来て、月面に残りたいと思った者は、原則このチームカルマに加入する必要があります。『月兎人』は他のチームカルマと同時に取得でき、また自由に脱退できます。
加入条件(すべて満たす必要あり)
チームカルマ異能【宇宙の体/Cosmic Body】
常駐/自分/判定なし
チームカルマ代償【ウサギの心/Rabbit Heart】
常駐/自分/判定なし