月面都市「オウサカ」
オウサカの地形・地名
オウサカはほぼ大阪と同じ地形で、大阪に対応する6エリアとその中の場所が存在します。場所ごとの趣味属性、調達できる物も一致。
基本的には大阪のエリア名・場所名の頭に「スペース」がつくか、「大阪」が「オウサカ」に置換されています。「スペース官庁街」「スペース十三忍者村」「私立スペース東淀川大学」「オウサカ城」など。ただしいくつか例外もあります。
- ミナミのバー「JAIL HOUSE」はスペースミナミではバー「JAIL HUTCH」となっています。月にも亜侠(月侠)は存在しますが大阪ほど多くはなく、JAIL HUTCHはそこそこ手狭です
- ミナミの「乃木クリニック」はスペースミナミでは「ウサ木クリニック」となっています。院長の「ウサ木太郎丸」は雌雄切り替え可能なウサギで、嗜好も変わっているため治療費をタダにするための同衾が女性でもOKとなっています。わざわざ同性に切り替えて接触してきますが…
- スペースミナミの「スペースSMクラブ「棗」」を取り仕切るのはなんと月兎人になった初代「棗」。還暦が近いはずなのに30代の若々しさを保っています。性的ヒーリングの他、1回の計画的行動として「指導」を受けることによりトラウマ1点を被るかわりに趣味1つを「アダルト」か「エクストリーム」に変えてもらうことができます
月面なので自然の水がありません。スペース沙京においても「水上」の車両は使えません。
舗装されていない地面は概ねサラサラした砂ですが、あちこちに「チーズ」が鉱脈として埋没しています。明らかに乳製品由来でないにも関わらず、地球上のチーズと食感・味・香り・栄養価すべて同等です。オウサカで調達できる食料はチーズ関連ばっかり。
五大盟約にあたる集団も名を変えて存在していますが、地球のそれと関係はなく、相互の関係性も穏やかです。月兎人という1つの大盟約の下部盟約になっている形。もちろんまったく諍いがないわけではないです。
文化
オウサカの公用語は「オウサカベン」ですが、オオサカベンとは高い互換性があり、大阪からの旅行者は珍妙な目で見られこそすれ会話に困ることはほぼないです。
オウサカの総人口は不明。人口比率は概ね、月面ウサギ60%、地球から帰化した人間39.9%、他の宇宙人0.1%。
年中発情期のウサギの性格から、都市全体が性におおらかです。住民全員が【両刀使い】で、かつ毎日何らかのロマンスかアダルト趣味に興じないとストレスを覚える性格のため、地球の亜侠のように悪事にかまける暇すらありません。
大阪における『エルヴィス』は、オウサカにおいては『ガガーリン』です。
月面ウサギ
2足歩行を行う大型のウサギです。身長は高くてせいぜい1m前後(耳含む)。月の色に馴染む薄茶色の毛並みを持つ者が多いです。ピーターラビットを一回り大きくした生き物と思ってもらえれば問題ありません。
平均すれば知能は人間よりもやや高めで技術力も高い方ですが、同時に性欲の権化でもあります。【ウサギの心】により、毎日何らかのロマンスやアダルト趣味を求めて動きます。雄雌問わず人間と交尾することもでき、そうすることに躊躇もありません。その結果産まれるのはウサギか人間のどちらかであり、ハーフ種はいません。妊娠から出産までの速度は人間の10倍、成人までの速度も3倍ほど早いですが寿命もその分短いです。
地球人が月を見て気が狂ったり虎になったりするように、ウサギも地球を見て狂気にとらわれることがあるようです。そのため現在ほぼ全てのウサギは月の裏側に住んでいます。狂ってしまったウサギが地球に送られる・赴くこともあり、そうしたウサギは徐々に狂気と知性を失って野生に返ります。それが現在地球上でみられるウサギの祖先とされています。
グラン・灘
オウサカの北西、地球において東城(オステンシュロス)があるはずの位置には、「グラン・灘」と呼ばれるナチスドイツ領があります。
70年代の宇宙開発競争末期にひっそりと作られたドイツの出城ですが、その後地球と完全に断絶してしまい、東城以上に旧態然としたナチズムが残留、なおかつ技術的にも地球やオウサカに劣る遺跡となってしまいました。それでも危険なダンジョンであることにかわりはありませんし、強欲なナチが溜め込んだおたからが未だに大量に存在するとも言われています。また、『地球で失われたもの』という概念的な宝物もあるとかないとか…。