(2024.12.3加筆)
パソコンなどの操作に疎いという方から質問があったので、フライトコーチについての概要を纏めてみます。
まず、フライトコーチとは、
飛行中のデータをマイクロSDカードに保存し(BINファイル)、
それを着陸後にパソコン等に移し替えて、
フライト・プロッターという無料のWebアプリを使って飛行結果を3Dリボン図で再現する仕組みの事です。
Webアプリは、Webブラウザ上で動作するアプリケーションソフトです。
ネイティブアプリと違って、端末へインストールする必要は無く、一度アクセスすると自動的にPC内にキャッシュとして保存されます。
このフライト・プロッターを「ブックマーク保存」しておけば、飛行場などオフライン状態になった時でも、ブックマークから呼び出してキャッシュで動かすことができます。
(シークレットモードや一部のデバイスでは、オフラインで使えません)
これに必要なものは「道具類」と「ネット環境」、それに「スキル」です。
「道具類」で必要なものは、
・フライトコーチユニット本体→リンク集トップ記事の販売欄から入手
・マイクロSDカード
・専用バッテリー、または電源確保用のコネクター&ケーブル→フライトコーチの始め方のトップ記事
・パソコンまたはスマホ等(あまり古く無い世代のもの)→再生用の機器(デバイス)
・スマホの場合はSDカードリーダー
が挙げられます。
「ネット環境」については、このページを見たりメールが使える様なら問題ありません。
「スキル」については特に専門的なものは必要無く、要は「やる気」の問題になります。
例えば、自分の本当の声は自分では分かりません。
それを教えてくれるのがボイスレコーダーです。
飛行機で言えば、「自分のフライトを客観的な目で教えてくれる」のがフライトコーチなのです。
「自分のフライトを知りたい」という思いが一番大切です。
実際のパソコン操作技術については、プロッターでTemplate(ひな形)が動かせるかが一つの目安になります。
Templateを開く手順はこちら↓
https://zawazawa.jp/flightcoach/topic/39/29
YouTubeでの解説(古いバージョンのもの)
Template(ひな形)だけが正解ではありませんが、パイロットから見た時の機体の見え方など、大いに参考になります。
このページをご覧の方なら(旧式の器材で無い限り)誰でも可能な事なので、是非プロッターをクリックしてTemplate(ひな形)を体験してみてください。
3D画面は自分の手で動かしてみない事には始まりません。
以上が確認できれば、ご自身で取られたフライトデータ(BINファイル)の利用が可能です。
フライトコーチの始め方へ(2024.12.3追加)
ご対応ありがとうございます。
感謝申し上げます。
熟読&トライしてみます!!
説明不足のところが沢山あると思うので、疑問点など何でも書き込んでください。
繰り返しになりますが、
Templateを開く手順はこちらです。
https://zawazawa.jp/flightcoach/topic/39/29
Templateを動かしてみて動作環境に異常が無い事が確認できたら、次は実際に機体にユニットを搭載してデータ収集となります。
飛行データはマイクロSDカードに「BINファイル」の名前で保存されます。
この「BINファイル」の開き方は
フライトコーチの始め方 /コメント5
で説明しています。
一例として実際の「BINファイル」をアップしておきますので、開示の練習に使ってみてください。
P25_055.BIN
使い方は、
まず、上記リンクをクリックしてからファイルをダウンロードして保存します。
ダウンロード後には「開く」の表示が出るかもしれませんが、それはパスします。
実際開くにはブックマークしておいた「フライト・プロッター」を使います。
あとは、フライトコーチの始め方 /コメント5 の手順にある様に、赤の「Load BIN」ボタンを押して開始です。
それと、この同じフライトを編集して「JSONファイル」としてアップしておきました。
こちらの方が開く手間がかからなくて見やすいので、
ダウンロードして保存した後に、緑の「Open JSON」ボタンから開いてみてください。
P25_055.json
上記説明には省略した部分もあるので、実際にリンク先へ行ってみて分からない事があったら連絡ください。
フライトコーチでは、BINファイルをプロッターで開いてリボン図を再現させる事が最初の作業になるので、必ず練習しておく必要があります。
コツがわかれば簡単な作業です。
私などは、フライト毎にこれを行なって航跡の確認をしています。
BINファイルは誰のものでも開くことは可能ですが、
一点だけ異なるのは「飛行場所」です。
これについては、後ほど、追い追い説明しますが、
そのためにも、まず、ダウンロードした私のBINファイルで試して体験して欲しいのです。
BINファイルの開き方は、フライトコーチの始め方の冒頭と、コメント5で説明していますが、
今回ダウンロードしたBINファイルも同様の手順で開きます。
その方法ですが
・まず、プロッターの「Load BIN」ボタンを押してスタート。(添付画像の1)
・ダウンロードして保存しておいたBINファイルを選んで、「開く」を押します。
・途中、添付画像の様な補助画面が出るので、演技名や飛行場所の選択をします。(添付画像の2と3)
私のフライトのBINファイルの場合は、添付画像と同じ様に選択項目を設定してください。
3は自動的に表示されているはずです。
これはこの飛行場が登録済みの飛行場だからです。
未登録の場所では、緯度経度を自分で入力する事になります。
・補助画面の「Submit」ボタンを押すと、リボン図が出てきます。(添付画像の4)
フライトコーチの始め方に書いてある様に、フライトコーチに未登録の場所の場合は、そこの「パイロット位置」と「センター位置」の座標(10進緯度経度)が必要になります。
緯度・経度はGoogleマップで地点をクリックするだけで簡単に調べられます。
「パイロット位置」が航空写真で判断できない場合は、現地に行ってスマホでGoogleマップを使う手もあります。
「センター位置」は距離は関係ないので、なるべく遠方の建造物や木など目印となるものを見つけて設定すると良いでしょう。
これら2地点の緯度・軽度をパソコン内のどこかに保存したり、紙にメモしておく必要があります。