エンボス加工はコストカットだと思うのですが、私は好きな加工です。植字も良いですけどね。どちらもそれそれ良い点があります。おっしゃる通り、エンボスならインデックスが取れることはありません。耐久性なども考えて設計したのかもしれませんね。
話が少し逸れますが、植字のインデックスって交換できるんですよね。以前、お世話になっている時計店で腐食したインデックスの相談に行ったら、ジャンクの時計からインデックスを外して交換してもらった事があります。同じ時計のインデックスなので純正部品交換となるのでしょうけど、こうやって中古時計は色々と部品交換を経て受け継がれていくのだな~と感慨深かったです。
通報 ...
ダイバーズ規格を満たすために、耐衝撃試験をしなくてはなりません。その衝撃に対してムーブメントに影響がないことがもちろん、機能に変化がないことを求められます。つまり植字インデックスが外れてしまったら時刻を読む機能が失われてしまいます。だからダイバーズのインデックスはプリントかエンボスにするのが常套です。
サブマリーナなどの高級機は植字のようです。試験をしてるかどうか分かりませんし、試験程度の衝撃では外れないようにしてあるのかもしれませんが、エンボス加工のほうがプロフェッショナルな道具としての説得力があります。
植字インデックスはシャープで美しいことが魅力です。植字インデックスを外して交換することができるということは使用中に外れることがあるということです、よくジャンク時計のインデックスが外れていることがありますよね。
元々はダイビングする際に使う為に生まれてきて、その後それだけでは飽き足らずに高級感を求めるようになっていったんですね。昨今の高級路線とそれを正当化する為の細かい仕様変更を見ると、人間の底の無い欲望を垣間見る気がします。自戒を込めてです^^;
やはり今回のダイバー、色んな意味で現状に一石を投じるチャレンジのように思えてなりません。
アカツメさん>
なるほど!そういえばダイバーズ規格は耐衝撃もありますものね。ボーイもプリントですし、不勉強でした(汗)解説ありがとうございます。サブマリーナ、随分と高級機になりましたが実用機ではなくもう投資対象ですよね・・・友人のお父さんが持っている使い込まれたサブマリーナはかっこよかったですけど。個人的にはSBDC101が最近のダイバーズだとかっこいいと思うのです。
ワンぴーすさん>
ダイバーズの歴史を知ろうとすると、膨大な資料があるので腰が引けます(汗)私はニワカなので、あまり知識がありません。それでいてミーハーですから、スーパーコンプレッサーとかに興味があったりもします。時計と防水の歴史は挑戦の歴史ですよね。ああ、これだから時計趣味はやめられない・・・