ガラ箱に入ってるドロドロの時計についている茶色やグレーの粘土のようなモノ、これたいがい人間の垢なんですよ。長い年月でパテのように硬化しているのでなかなか剥がれません。
文字盤夜光は光るのですか・・・それはオリジナルではないですね。しかし良くできてる文字盤だなあ。ネット上にある写真をたくさんみてオリジナルであろう文字盤と比較しても差が分かりません。よーく見ると微妙に文字が太く滲んでいる感じがするので、リダンされたのかもしれませんね。夜光はその時に入れなおしたのでしょう。よく見ると4時と5時は少しはみ出てますね。気になるレベルではありませんけど。リダンなら良い仕事ですね。
よく売られている偽物(リプロ)文字盤はフォントの大きさや感覚が違うからすぐに分かります。昔からよくあるのはこのレベルです。開催中のオークションだから怒られそうだけど貼っちゃいます。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/s742321663
最近のはこのレベルですね。これをヤフオクで転売してる人もいますね。
https://www.ebay.com/itm/Resist-Dial-for-Vintage-SEIKO-Diver-6105-8110-6105-8119-6105-8000-6105-8009-mod/223944743471
光ることが一番の違いですが、SEIKO の植字が少し太く、Sが頭でっかちです。偽物植字にも色々なパターンがあるのですが、なんというかシャープではないので、純正に比べて全体にのっぺりしてます。厳密に計測考察したわけではないので抽象的な言い方ですけど。それから分かりやすいのは 150 の数字間隔が微妙に広いです。じっくりと拡大しないと分からないレベルなので、ヤフオクなどの写真では判別できないこともあるでしょうね。おそらくキレイな文字盤はこのレベルの偽物の可能性は高いと思います。
ベゼルインサートもリプロだとしたら、良くできていると思いますよ。ケースとベゼルのキズの状態を見れば交換されたものと想像することはできます。風防も傷だらけだったのでしょうから。
安物のリプロは12時位置の夜光ポッチを直接練りつけているから一体なんです(インサート上面と面一)。純正ははめ込みです。ちなみにリプロの夜光ポッチは光らないものが多いです(笑)当然純正も光りませんから忠実と言えるのですが・・・
私も良い勉強になりました。ありがとうございます。オリジナルサードもそうなんですが、偽物(リプロ)部品が氾濫していて何がオリジナルなのか分からなくなっているのです。昔からオリジナルを所有しているマニア以外は正確に判別することはできないでしょうね。