法介の『ゆゆしき世界』

三周の説法 法介のほ~『法華経』その⑥ / 21

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法介 2023/09/24 (日) 09:25:55

順観逆観の二種の十二因縁を説かれて最後に次のように申されます。

仏が天人と人間の大衆の中でこの教えを説かれたとき、六万億那由他の人は、なにものにもとらわれる事がなくなり、諸々の汚れから心が解放され、皆、深遠微妙な寂静の心境に達し、自他の過去世のあり方を自由に知る宿命明、自他の未来世のあり方を自由に知る天眼明、煩悩を断って迷いのない境地に至る漏尽明の三明、神足通・天眼通・天耳通・他心通・宿命通・漏尽通の六種の神通力を得、八種の解脱を備える者となった。

解りますか。

ここで言われている事。

唯識』なんです

唯識から見る十二因縁がここで示されておりまして次の言葉へと続きます。

第二第三第四の説法のときも、ガンジス河の砂の数に等しい千万億那由他の生命のあるものすべては、また、なにものにもとらわれる事がなくなり、諸々の汚れから心が解放された。

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