『南伝大蔵経』には、
「婆羅門、是の如く此の梵行は利養、恭敬、名声を功徳とせず、戒成就を功徳とせず、定成就を功徳とせず、知見を功徳とせず。婆羅門、此は彼の不動の心解脱なり、婆羅門、此の梵行は其を目的とし、其を心材とし、其を究竟とすと。」(9巻、361頁)
とあって、戒も禅定も途中であり、目標は、「心解脱」であるとします。「心解脱」とは人間の第六意識からの解脱を意味し『南伝大蔵経』によれば、四禅で全ての五蘊を空じる事で解脱する順序とります。
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