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小説コーナー
作成: 2023/09/23 (土) 23:52:26
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13

〜とあるアパートの日常〜 11

この位置は俺の部屋の奥だよな
奥なんてあったっけ?急いで表へ戻り中へ入った
俺の部屋の奥
あれ?端っこに通路がある
そうか、今まで自分の部屋のドアを通り過ぎるなんてしなかったもんな
薄暗い通路の先を目を凝らして見てみた
なんかドアがあるぞ 〜続く〜

14

〜とあるアパートの日常〜 12

静かに近づきドアに耳を当ててみた
ドドドドドンドド… ここだ!
どうしようドアを開けるか
ガチャ…ん?開かない
ガチャガチャ… すると中から
誰だっ!?
ひぇ、何故か俺は慌てて逃げ出していた 〜続く〜

15

〜とあるアパートの日常〜 13

何故逃げ出したのか自分でも分からない
ただ今になって思うのは あの部屋の真実を知る勇気がなかったのだろう
あの部屋には確かに人がいた
そして ドドドドドンという響きも確かに感じた 〜続く〜

16

〜とあるアパートの日常〜 14

今夜もまた振動が俺の部屋に響いている
よし、今度こそあのドアを開けに行こう
俺は勇気を出してドアを強くノックした ドンドン!ドンドンドン!
カチャ。ドアが開いた 〜続く〜

17

〜とあるアパートの日常〜 15

ギィィィ…あ、あの、
中は薄暗い 
と、突然 俺の腕を引っ張り素早くドアを閉められた 〜続く〜

18

〜とあるアパートの日常〜 16

あの、ここは一体…
「ドアは直ぐに閉めて下さい」
「知らずに来たのですか?」
「でも、もう知ってしまわれましたね」 
「この部屋はずっと空室でした 大家さんさえここの存在を忘れてしまっているようです」
「さて、あなたをどうしようかしら…」
あ、の、どうしようとは?
「だってあなた、来てしまったんですもの、ここに。」〜続く〜

19

〜とあるアパートの日常〜 17

す、すみません 直ぐに出ます
ここの事は口外しません
「出られると思ってるの?」
「待っていなさい もうすぐ時間だから」
時間?何の時間ですか?何か始まるのですか?
「あなた少々お喋りね」
「あなたが口外しないなんて信じられないわ」
カチャ。 〜続く〜

20

〜とあるアパートの日常〜 18

「あ、所長、おはようございます」
「やぁ、おはよう」「ん?新人さんかな?」
あ、いえ、自分は…その…
「所長…実は。。。」
「そうか…」
あの、お邪魔しました 失礼します
「待って、もう君は知ってしまったんだよね」
「じゃあ、今日から君も我々の仲間だ」
え…
「まぁ、こんな道具類を見たら怖くなるよな ハハハハハ」
「そう 我々は闇の仕事人なんだよ」
「もぅ!所長っ!」
「ハハハハハ 闇と言っても正義の闇だよ」
「所長てば」
「簡単に言うとここは探偵事務所なのよ」
たた探偵?
「そう、依頼があってね」
「あ、あなたたった今から所員でいいわよね」
所員て言う事は つまり…
「めでたくあなたも今日から探偵よ」
ええーっ??
「ハハハハハ もう逃げられないぞ ハハハハハ」

なんだかよく分からないが
どうやら俺は今日から探偵になったようだ 〜続く〜

21

〜とあるアパートの日常〜 19

あの、今 依頼って…
「そう、依頼があってね それでこの部屋を事務所にしたのよ」
その依頼って何ですか?
「まあ、それは追々」
「先ずはこの道具を磨いてもらえるかしら」
「ハハハハハハ なんせ2年ぶりだからなぁ依頼が来たのは」
え、2年ぶりって あの、大丈夫なんですか?
「まあ、何とかなるっしょ」
はあ…
「さ、明日から忙しくなるわよ とっとと道具を磨く!」
は、はい。しかし、この道具…
「あ、わかっていると思うけど もちろん依頼内容も他言無用よ」
ええ、で、その依頼って?
「黙って磨く!」
はいっ、
明日 俺は何をするのだろ… 〜続く〜

22

〜とあるアパートの日常〜 20

あの、ところでドドドドドンという響きはなんだったのですか
あの響きはこの部屋から聞こえてきました だから僕はここへ来たんです
「ふむ、実は今回の依頼がその真相を突き止めて欲しいというものなんだよ」
「あ、磨き終えたら今日はもういいよ」
あの…明日僕は…
「ああ、18時待ってるよ」
……待ってるんだ。。 〜続く〜

23

〜とあるアパートの日常〜 21

「やあ、10分前に来るとはいい心構えだ」
はぁ…どうも
「君が磨いてくれたこれが手掛かりを教えてくれる」
あのぉ、ここは探偵事務所ですよね?
「ハハハハハまあ無理も無い 探偵道具がこれだとなハハハハハ」
「では始めよう」
「さあ、真相へと導いてくれたまえ。。🔮
あのぉ…
「静かに!折角磨いてくれた🔮が曇るじゃないか!」
はぁ…
「こほん、🔮🤚さぁ、映してくれたまえ」

やっぱおかしな所へ来てしまったようだ。。〜続く〜

24

〜とあるアパートの日常〜 22

🔮🤚浮かんで来たぞ」
「階段だ、階段…」
「暗い階段?という事は地下へと続く階段なのか」
「このアパートに地下階段なんてあったかな」
「所長、とにかくアパート中を探してみましょう」
「だな。皆んなで地下階段を探そう!」
地下階段かぁ…なんか怖いんですけど。。
「あなた!ひよってる場合じゃないわよ!!」
はい、はぁぁ。。〜続く〜

25

〜とあるアパートの日常〜 23

そういえばアパート中を歩き回るなんてした事なかったな
俺が行った事あるのはラウンジだけか
ラウンジは狭くてとても地下階段なんて無理だな
なんて事を考えながらうろうろしていると
あれ?この部屋は?
ドアを開けると 1人の男が汗だくでルームランナーをしている 
どうやらトレーニングルームらしい
俺はそっとドアを閉めた
瞬発的に近づきたくないと感じてしまったからだ 〜続く〜

26

〜とあるアパートの日常〜 24

カチャ。
「何か?」
あ、いえ、邪魔してしまいましたね
男は俺を上から下へ下から上へと見入っている
「トレーニングしに来たわけでは無さそうですね」
ええ、まあ…
「始めてみませんか!素晴らしい身体に仕上がりますよ」
い、いえ、大丈夫です、この身体で充分満足してます
「そうですか…いい身体に仕上げてあげるのに…」
「ま、気が向いたらいつでも来て下さい 待っていますよ」 
ええ、気が向いたら。。
この部屋は明かりが消えてからにするか 〜続く〜

27

〜とあるアパートの日常〜 25

ガバッ!
なななんだっ?
やめろっ離せ!
バタン。ドアが閉まった
「騒いでも無駄だよ」
お前何者だっ!?
「こっちへ来い」
部屋の中に地下階段?
ギィィィ…
俺は地下室へ閉じ込められた 〜続く〜

28

〜とあるアパートの日常〜 26

ドドドドドドドドン!!
おーい、誰かぁー
ドンドンドドドドン!!
開けてくれぇぇぇ!!
 
「所長、今日はやけにドンドンと聞こえてますね」
「そうなんだが いくら探しても場所を突き止められないんだよな」
「それはそうと新人探偵は?」
「戻って来ないですねー さては逃げ出したかしら?」
「ありえるな ハハハハハハハハ」
「今日はこれくらいにして我々も帰るとするか」

寒…い… 開け…て…
ドドドド…
ドドド…
ドド…
ド…

「所長、おはようございまーす」
「おはよう」
「あ、所長、依頼者がもうドンドンが収まったから依頼取り下げますって」
「そうか!それはよかった」
「じゃあここを引き上げて次の依頼場所へ行くとしよう」
「はぁーい」

「おーい!早く移動するぞー」
「待って下さいよー所長ーっ!」 

『バイバイ…新人探偵さん…』 〜完〜

29

んぎゃぁな俺とママとパパ  1

んぎゃぁんぎゃぁんぎゃぁ
おめでとうございます かわいい男の子ですよ
はぁはぁ…ありがとうございます
ほんとにかわいい。。

『んぎゃ?この人は…ママ?きれいなママだなぁ』
お父さんも抱いてあげて下さい
あ、はい。
『んぎゃ?ポーと突っ立ってるコイツは…まさかパパぁ?
うげぇー!マジかよぉ
でも、ママが選んだ奴だから どっか1個くらいいい所があるんだろう
きっとそうに決まってる』 
美人のママとポーとした多分パパであろうと思われる奴の子供として
たった今 俺はこの世に生まれて来た

30

んぎゃぁな俺とママとパパ  2

『んぎゃぁ腹減ったなぁ
🍼かぁ。。
この生温くなんとも言えない味が…仕方ないか
んぎゃ?甘〜く美味しそうな
いや、間違いなく美味しいに決まっている匂いがするぞ
なんだあのトゥルンとした卵色は?』
ママも食べる?
🍼あげてるから後で頂くわ
このプリンすごく美味いよ
『プリン?プリンプリンしてるからプリンというのか
ママぁ俺も明日からプリンプリンしたプリンにしてぇ』
しかしこのパパ野郎はなんでわざわざ🍼しか飲めない俺の前で
プリンプリンしたプリンとやらを見せびらかし食いしてるんだよんぎゃ』
『決めたっ!明日俺は絶対プリンプリンのプリンを食う!』

31

んぎゃぁな俺とママとパパ 3

はい🍼
ん…ぎゃ…んぐぐぐ…
ええーい、一気飲みだぁ!
まぁ、もう飲んだの?そんなに美味しかった?
あ、そうだわ プリンがあったわね いただきましょう
美味しい。
あ、いけない!坊やの口元に落ちちゃった
『んぎゃ?なにやらトゥルンとしたのが入って来たぞ
こ、これがプリンプリンのプリンて奴か』
ごめんねちょっとお口開けてね アーン拭き拭きしましょうね
『んぐぐ やめてぇぇ』
折角のプリンが ゴクンする前に拭き取られてしまった
しかし、プリンという奴の味が分かったのは収穫だ
冷蔵庫にはまだ2個入っている
今夜は寝たふりしながらプリン獲得大作戦を考えるとしよう

32

んぎゃぁな俺とママとパパ 4

ママおはよう!
パパ、今朝は早いわね
一緒に食べようと思って おにぎり買ってきたよ
まだプリンも残ってるし丁度いいじゃん
『何が丁度いいんだんぎゃ?』
『はっ、さては プリン食いに来たな』
パパったら朝から食欲旺盛ね
坊主も🍼いっぱい飲んでるか?
この子🍼大好きで一気飲みしちゃうのフフフ
『ちゃうちゃう、生温い🍼ゆっくり味わって飲めるかっ!ての』
『そんな事よりプリン大作戦がパパ奴にしてやられるんぎゃ』
ご馳走さまー。ではではデザートのプリン♪ ママも食べるよな?
ええ、頂くわ
『んきゃっきゃっ♪♪』
なんだ坊主 朝からご機嫌だなぁ
パパに抱っこしてほしそうよ
そうか、じゃプリン食べたら抱っこするから待ってろ
『ちゃうんぎゃぁぁ!今すぐ抱きあげろっつうんぎゃ!』
パパ抱っこせがんでるわよ
え、でも、プリンが…
仕方ないなぁ坊主は甘えん坊かなハハハハ
私 この子の口にプリン落としちゃったのよ
パパ気を付けてね
『もぅーママ それがプリン獲得大作戦なのにぃバラさないでんぎゃぁ』
俺はそんなヘマしないってハハハハ
『だからそういうヘマはしろっ!つうんぎゃ』
あれ?プリン1個になってるよ
ゆっくり味わいたくてこの子が寝てる間に食べたの
そっか、じゃ半分こしよう
『半分こじゃないだろ、3分の1ずつにしろってんぎゃ!』
ママ、先にどうぞ 
ありがとう 後はパパ食べてね
『キタキタキタキタァァ!』

33

んぎゃぁな俺とママとパパ 5

じゃ 残りを頂くとしよう
ん?なんか坊主がジーッと見てるんだが
プリン食べたいとか?まさかなハハハ
パパ、私が坊主君の口にプリン落としちゃった時に味を知ってしまったのかもよフフフフ
えー?こんな生まれて間もない子に分かるわけないだろーハハハハ
とか言いながらプリンをどんどん食っていきやがるパパ奴めー
『早よ、落とせ!俺のこの口に!プリンをポロンと落とせっちゅうんぎゃ!』
あ、最後のカラメルが…
ママ!ティッシュ!坊主の口にカラメル落ちたぁ
『ペロン!』
あ、こいつペロンしたぞ
ママ、カラメルペロンしたけど大丈夫か?
ミルク飲ませて流すわね
『カラメルってまさかのプリンより美味いなんて!』
坊主君 ミルク飲んで。
『んげっ!何するんだ!!』
『せっかく口一杯にカラメル味が広がってるてのに、絶対口開けてやるもんかんぎゃ!』
坊主、口開けろ
『やめろー!くそパパ奴てば こういう時に張り切りやがる
そうだ!ここは寝たふり作戦だ』
スーーー
え?ママ、こいつ寝たぞ 
あら、寝ちゃったフフフ パパゆっくりベッドに寝かせてあげて
ママ、こいつの口ん中カラメルだらけで虫歯になるんじゃないか?
パパったら、まだ歯は生えてないわよ
あ、そうかハハハハハ
俺はそのまま寝入ってしまい カラメル風呂に浸かっている夢をみた

34

んぎゃぁな俺とママとパパ 6

『はぁ〜なんて甘い風呂なんだぁ
ん?プリンとカラメル一緒に食べたらどんなに美味いのだろうか』
俺は夢の中で考えていた(大きくなったら風呂一杯のプリンを作ろう)
パパ、明日退院のお迎え忘れないでね
大丈夫だよ。昼過ぎだったな
いい天気だといいわね 
大丈夫!俺は晴れ男だからハハハハハ
『この場合 パパ奴が晴れ男かどうか関係なくね?
ママか俺なら分かるけど…』
『ま、そんなのはどうでもいいや とにかく明日ここから出られるのが1番だ』
あ、冷蔵庫の中も確認しておかないとっと
お、オレンジジュースまだあるじゃん
パパ飲んじゃっていいわよ
『なななんだ?オレンジジュース?』
『そうか 大きくなったらいろんな物食えるのか』
坊主もミルク一杯飲んで早く大きくなれよハハハハハ
『んげっ?何?大きくなる為には 先ずミルク一杯飲まないといけないのか
生まれて直ぐにこんな修行をせねばならないとは んぎゃぎゃぎゃぎゃぁ』

35
西陽 当琉 2023/09/24 (日) 08:20:56 修正

んぎゃぁな俺とママとパパ 7

おはよ!ほらやっぱいい天気だろ。
ええ、坊主君は快晴男なのね。
ええ?俺が晴れ男なんだってばハハハハハ
忘れ物ないか?さ、行くぞ。
んー、外は気持ち良いわねー 最高の退院日和だわ
坊主君たら眩しいのね
『これが外というところか 外とは目を開けられないところなのか?』
いいか?出発するぞ ボォーーン。。
『ん、なんか心地いい揺れだなぁ スーーー』
あら、寝ちゃったわ
坊主は寝るのが仕事だよなハハハハ
さぁ、我が家へ到着。
散らかってない?
頑張って掃除してきたさ
先ずは坊主をベビーベッドに寝かせてっと
コーヒーを淹れるわね
ママが淹れてくれるコーヒー久しぶりだなぁ
ていうかパパ淹れた事あったっけ?
え?。。。ハハハハハ
『なんかまた新しい匂いがしてきたぞ 目を覚まさなくちゃ んぎゃあー』

36

んぎゃぁな俺とママとパパ 8

はい、コーヒー
お、さんきゅ!
んーやっぱ美味いなぁ
お、坊主起きたか
ミルクの時間ピッタリに起きたわ
『凄く香ばしい匂いだなぁ』 
坊主君ミルク飲もうね
『んぎゃぁぁ嫌だぁぁ 俺もコーヒーとやらを飲むんぎゃぁ』
ングググ。。
『そうだ、コーヒーの匂いクンクンしながら飲んだらミルクもコーヒーの味
になる!』
『て!ならんのかーい💢
『はぁぁ、大人はいいなぁ』
『あと何回寝て起きたら大人になっているんだろ…』

37

んぎゃぁな俺とママとパパ 9

『俺が生まれてからもう2ケ月かぁ』
『目はバッチリママを把握しているし あ、パパ奴顔もだが
耳もママの優しい声超聞き取れている
あ、ついでにパパ奴の浮ついた声もだ』
『それから鼻だってクンカクンカ優れている』
『だけど…だけどさぁ…俺 未だ自分の顔見た事ない』
『俺を見に来た近所の人とか親戚の人とかは
「可愛いわねぇ」「うちの子にならない?」とか言ってるけど
そんなの赤ん坊ならほぼ言われているだろ』
『ママとパパ奴は毎朝鏡とやらで自分の顔を見ているよな
なんで俺は見ていないのだ?』
『よし、俺は鏡で俺の顔を見る!ミッション開始だ!』