みんポケ!

ドリー「マッチョなミッキーwww」シータ「は?つまんね」

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ある冬の日。授業を終えたシータは傘を差しながら帰路についていた。

シータ「ちっ…」

友達「おぉシータ!もう帰るの?」

シータ「あ、うん!今日はもう授業ないから…」

友達「サークルは?」

シータ「今日は…いいや」

友達「そっか。あ、じゃあ俺先輩に呼ばれてるから!気を付けてな!」

シータ「うん、ありがとう!」

シータ「ちっ…」

別れ際に、気付かれないように舌打ちする。

人望があり、顔も良い。勉強も出来て、俺みたいに単位で困ったりしてない。そんな奴の目には、俺はどう映ってるんだろう。

無理して声掛けんじゃねえよ…

どうせ見下してんだろ?クソが…

ちょげぴー
作成: 2019/02/14 (木) 16:33:47
最終更新: 2019/02/14 (木) 20:47:00
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シータ(被災者なので配慮お願いします) 2019/02/14 (木) 16:34:44

支援age

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ちょげぴー 2019/02/14 (木) 16:42:36 a612e@27803

帰りの電車。雨のせいか今日は乗客が多く、座席は全て埋まっていた。

シータ「立ちか…」

シータは優先席のすぐ前に立った。

すると優先席に座る若者が、大きな声で通話をしている。その前…つまりシータの横には、杖をついたおじいさんが立っている。

若者「ってかさぁーショーヘイまじうぜぇ!!うざくね!!?シバこうぜ!?あいつシバこうぜ!?」

うるさい…

乗客の視線が若者に向けられる。そしてしばらくすると、シータに視線が集まっていった。

シータはすぐに勘付いた。

お前が近くに立ってるんだから注意しろ。乗客の視線を集まっている理由はまさにそれだった。

クソが…

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ちょげぴー 2019/02/14 (木) 16:51:39 a612e@27803

シータ「あ、あの。車内で電話すると周りの方に迷惑なので、一旦切ってもらえませんか?」

若者「あぁん!?」

予想通りの反応。人間止めろよマジで…

若者「っだってんだてめぇザコこらえぇぇ!?ッバくぞオラァ!!」

シータ「いや…」

若者は立ち上がり、シータの胸ぐらを掴む。殴られると思ったその瞬間だった。

ドリー「やめるんだ」

若者「あ?誰だてめぇ!」

ドリー「この子の言う通りだよ。通話を切るんだ」

若者「っだこらカスがよぉ!!」

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ちょげぴー 2019/02/14 (木) 16:56:54 a612e@27803

若者がドリーに殴りかかる。しかしドリーは避けるでもなく、その一撃を顔で受け止めた

若者「決まったぜおらぁ…」

ドリー「お前のパンチなんて…マッチョなミッキーの足元にも及ばないよ」

若者「は?強がってんじゃねえよオラァ!」

ドリー「ふんっ!」

気付くと、若者はドリーに投げられていた。

何が起きたのか、シータは目の前の出来事に頭がついていかない。

若者「っだこらぁ!!降りたるわワレェ!!」

逃げるように電車を降りていった若者。こいつ何者だよ…あとマッチョなミッキーって何だよ…

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シータ(被災者なので配慮お願いします) 2019/02/14 (木) 17:10:38

おもしろくないなsageで

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ちょげぴー 2019/02/14 (木) 17:16:18 a612e@27803

ドリー「キミ、勇気あるなぁ!よく言ってくれたね!ありがとう!」

乗客から拍手が沸き起こる。

シータ「いえ、助けていただいたおかげで…」

ドリー「もし俺がロニーコールマンだったらあの若者の命はなかったね!」

シータ「は?」

ドリー「あとマッチョなミッキーのパンチは山を砕くくらいあるからwww」

シータ「何言ってんの?つまんね」

つまらない。意味がわからない。率直にそう感じたシータは、何のためらいもなくその言葉を口にしてしまっていた。

シータ「あ…いや…」

ドリー「ハハッ!キミ正直だなぁ!!面白いとこ連れてってあげるよ!!」

シータ「は?いやちょっと…おい!!」

シータはドリーに力ずくで電車から降ろされ、連れていかれてしまった。

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ちょげぴー 2019/02/14 (木) 17:18:07 a612e@27803

シータ「面白いとこって…。ただのラウワンじゃねえか…」

ドリー「マッチョなラプンツェルはwww」

シータ「だからつまんねぇよ。なんで生きてんの?てかマジで俺帰るから…」

ドリー「シータ君、ボーリングで勝負しよう!1ゲーム!」

シータ「は?そんなことして俺にメリットあるの?」

ドリー「そうだなぁ。じゃあ、俺が負けたらこの通帳の中身全部あげるよ!でも負けたら、俺のお願い一つ聞いてほしいんだ!」

シータ「…100万!?いやいや…でもどうせ上手いからこんな賭け持ちかけるんだろ?」

ドリー「じゃあハンデだ!シータ君は、スコアに100点上乗せしていいよ!」

シータ「100点!?」

シータは考えた。自分はもしかしたら、初心者だと思われているのかもしれない。だとしたらそこに付け入る隙がある…と。

シータ「いいよ。勝ったらちょうだいね、それ。」

ドリー「決まりだね!じゃあ先に説明しておくけど…ぜっったいにファールラインは越えないでね!あとボール投げ上げるのもダメだよ!」

シータ「いや少しくらいいいだr…」

ドリー「は?」

シータ「いや…」

ドリー「ダメだよ」

シータ「だってプロじゃないんだから…」

ドリー「ダメだっつってんだろうが!!」

シータ「!!わ、わかったよ…」

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シータ(被災者なので配慮お願いします) 2019/02/14 (木) 17:20:21

全然面白くないな…オチに期待

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ちょげぴー 2019/02/14 (木) 17:23:00 a612e@27803

シータの完敗だった。

シータのスコアは140点。一般人だとまあまあ高いスコアだ。更に100点足すと、240点。普通なら勝つと思うだろう。

シータ「260とかさぁ…マジ何なんだよこいつ…」

ドリー「今日は調子が良かったから勝てたよ!でもマッチョなエルサならwww」

シータ「ああぁうっせぇよ!!…で、お願いって何?」

ドリー「そうだなぁ。じゃあ、今度釣りへ行こう!」

シータ「は?いや釣りとかしたことないし他の人と行った方が…」

ドリー「ラインを交換しよう!!」

シータ「おい、ちょっ…」

力ずくで携帯を奪われ、友人登録を完了した。

ドリー「じゃあまたね!今日は楽しかったよ!」

ドリーは手を振るなり、マッチョなミニーだのロニーコールマンだのブツブツ言いながら去って行った。

シータ「っざけんなよ…」

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ちょげぴー 2019/02/14 (木) 17:36:17 a612e@27803

次の日。シータは1限目を終え、2限目の教室でテキストを読んでいた。

友達「おう!隣いい?」

シータ「あ、うん!いいよ。」

友達「シータ…もしよければ、これ。」

シータ「え?」

友達「英語の単位落としてただろ?だから…みんなで要点まとめといたから、これで次に備えてよ。」

シータ「あ…」

友達「プログラミングサークルのみんなも心配してたよ?俺たちにできることがあったら何でも言ってくれよ!力になるからさ。」

シータ「あ…あ…」

友達「シータ?」

シータ「いらないから…こんなのいらないから!!」

友達「おい、どこ行くんだよ!!シータ!!」

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ドリランド 2019/02/14 (木) 18:07:16

良スレage

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ちょげぴー 2019/02/14 (木) 18:37:01 a612e@27803

シータ「はぁ…」

シータは大学の近くの公園にいた。
講義をサボるのはこれで2回目だ。

クソ…やっぱりあいつら見下してやがるんだ…

大学なんてやめちゃおうか。でもやめてどうするんだ?わからない…

すると、シータの携帯に一通のラインが届いた。

ドリー「今から釣り行こう!」

シータ「はぁ…当日に言ってくるなよ…」