聖人君子あんみつはその類い希なる才能からお前らに疎まれていた!
反あんみつ党の筆頭アクティブはついにあんみつを襲撃に出る!
「がぁ...クソ...なにがどうなって...!?」
切り裂かれた胴体からは大量の血液が出血していた。この傷ではもう助からないだろう。
「虚像太刀は光の屈折を利用した幻流奥義です。 あなたは右から攻撃を受けたように見えたんでしょうが、実際は左からの攻撃だったのですよ」
「...なんだと」
「しかし、あのような大剣を軽々と振りまわす。敵とはいえ称賛に値しますね」
「あ...あ...」
元祖ヒレカツあは仇からの拍手喝采を浴びながらこの世を去った。
元祖ヒレカツあ 戦死
そのころ雷霆騎士団跡では
「アロフレおかわり」
「なんで俺衛宮扱いになってるんだよ……」
「しらそん」
アロフレと6-6-7がのんびりやってました
すまん、俺は鉄砲如きじゃ死なないんだが
馬場アデク「おい、陽動部隊はほぼ壊滅だ。木偶の坊とヒレカツあは勝手に突入した模様」
アクティブ「あのバカ共め・・・素直に包囲しておけば長くても一か月であんみつは飢えるのに・・・!」
反あんみつ党の士気が下がり、アクティブもバックレようとした瞬間―――――――!
ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!!!!
大きな爆発音が辺り一面に鳴り響く!
それと同時にあんみつ邸の塀が砕け散った!
アクティブ「な、なんだ・・・!?」
指揮官が振り返った先にはホイットワース砲、とその隣で満足げにほほ笑む男たちの姿があった!
雑貨屋「命中した、精度も火力も最高だ」
ハギワラ「よお、反あんみつ党諸君。暇だから加勢してやるぜ」
厨二病として高名な、雑貨屋ノ姫君と萩原の森である!
パチ、パチ、パチ
乾いた拍手が空虚な荒野に響き渡る。キュビズムを立体に無理矢理したような歪な人形の、辛うじて手とわかる部位が壊れた玩具のように永遠に続くような、拍手だ。
ヒレカツあ「クソコテに相応しい最期だな。流石はわいだ。あのあんみつとはいえ勝負が始まる前に終わらせるとはな」
わい「まあわいの夢の国へと(ドリームランド)を使えば今くらい余裕のよっちゃんイカやわ」
そしてその人形の近くにはあんみつに殺されたはずのヒレカツあとわいの姿が其処にはあった。
ヒレカツあ「そもそも勝負が成立しない能力、『夢の国へと(ドリームランド)』か、敵にはしたくないものだな」
わい「いや、それはこっちのセリフや。条件はしらんが人間を操る異能なんてチートやからな」
ヒレカツあ「はは、まあ今度はいつ会えるか知らないが敵ではないことを祈っておくよ。じゃあな」
わい「ああ、また今度やで」
そして2人はあんみつ人形に小便をかけて、夕日の彼方へと消えていった。
だかしかし、そこに立っていたのは一人の男だった
?「ふん…」
片手には大剣、それを木の枝のように振り回すその男
オサボリマン「さあて、遊びの時間は終わりだぜ、ここから先は僕の時間だ」
そう、オサボリマンであった
あんみつ「―ッ!?(なんだ…!?この圧力…!?おもしれぇっ!!)」
オサボリマンは一瞬であんみつの目の前に移動し、蹴りを鳩尾にぶちこむ お辞儀をする形になったあんみつの後頭部に肘を打ち込み、さらに左足を軸に、右足で顔面に回し蹴りを食らわした あんみつは彼方へ吹き飛んだ
オサボリマン「この片手大剣―月光を振るうまでもなかったか…興醒めだよ」
あんみつは星となり、オサボリマンはあんみつによって殺害されたかけがえのない人々の分まで生きると誓ったのであった
END
その頃アロフレは
「なんで俺が闘わなくちゃいけねえんだよ!」
モンハンみたいなことをしていた
ハギワラ「ふむ、ニートロボは俺が引き受けよう。その間にお前らは邸へ突撃しな」
アクティブ「ひ、一人であの殺人兵器をどうやって!?」
ハギワラ「どうやらあのロボットは妄想日記によって作られた代物らしい。ならば同じ異能で太刀打ちできるはずだ」
そう言い残してウインクをすると馬に飛び乗った!
ハギワラ「はっ!」
萩原の森は、自宅警備型戦闘装置(ニートロボ)へ突き進む!
半径50m以内に入った!自宅警備型戦闘装置(ニートロボ)の射程圏内である!
『排除する』
既に細かい銃弾が切れていたため、自宅警備型戦闘装置(ニートロボ)は大砲に切り替えた!
ドッカーン!ドッカーン!ドッカーン!
雑貨屋「お、早速ドンパチやりはじめたね」
一方、雑貨屋と馬場アデク、ぞっていは先程壊した邸の穴から内部へ侵入した!
自宅警備型戦闘装置(ニートロボ)の砲撃は休むこともなく、萩原の森を狙い続ける。
轟
と大地を揺るがす砲撃が連射されるのだ。あっという間にあんみつ邸周りの地形は変わっていた。
アクティブ「逃げる一方じゃないか・・・これじゃハギワラが死ぬのは時間の問題だ」
肝心の総大将はまったく指揮をしていない。バックレも視野に入れている始末だ。
自宅警備型戦闘装置(ニートロボ)が動き続ける限り、萩原の森は止まれない。
砲弾の雨の中をひたすら駆け抜ける。
一方、邸の中に侵入した三人!
ぞってい「おええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ」
侵入して足元に転がっていたのはヒレカツあと木偶の坊の無残な遺体である!
文字通り八つ裂きにされておりグロ耐性の無い人間なら嘔吐しても無理はなかった!
雑貨屋「ふむ、大方虚像太刀でも受けたか?まあ初見であれは仕方ないだろうな」
そう呟いて死体を跨ぐ雑貨屋ノ姫君!
馬場アデク「おい・・・なんで涼しい顔してるんだよお前・・・」
雑貨屋の死者への冒涜に馬場の腸は煮えくり返った!
懐の剣を抜き出すと刃を雑貨屋に向ける!
馬場アデク「死んで詫び―――」
いつの間にか死んでて草 死んだ描写ないじゃん
その瞬間、馬場の頭部がまるでポップコーンが弾けるが如く爆発した!
馬場アデク 爆死
ぞってい「うわあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!??????」
己が吐瀉物の上に尻もちをつき、さらには失禁をしてしまうぞってい!
雑貨屋「あーあ、沸点低すぎるっての。ぼくの異能、《ハサミの渡し方(ブレイド・マナー)》はぼくに刃を向けた人間の首を爆発させちゃうんだから」
そう言ってため息をつく雑貨屋!
すると、ぞっていの吐瀉物や老廃物の汚臭をかき消すような、薔薇の香気が漂ってきた!
あんみつ「勝手に人の庭を荒らした挙句、壁を壊して、ゲロうんこを撒き散らすなんて。まったく君たちの精神を疑いますよ」
よく考えたらあんみつも厨二病じゃん ここ厨二病しかいねえな
あんみつはイケボでそう言うと、懐より、白薔薇を取り出した。
雑貨屋「んー、それは自分自身への手向けかね」
あんみつ「《白薔薇》(ピラニア・ローズ)」
雑貨屋「!!」
突然白薔薇を投げつけるあんみつ!それをぞっていを盾にして防ぐ雑貨屋!白薔薇を胸に刺されるぞってい!
ぞってい「て、てめぇ...!」
ぞっていは、白薔薇を抜いて雑貨屋を殴り殺そうとするが、白薔薇は深く刺さって抜けない!
さらに、その花弁はみるみるうちに深紅に染まる!それと反比例するようにして、ぞっていの顔面は青白くそまる!
白薔薇が真っ赤になり、赤薔薇となったその瞬間!ぞっていは無残に斃れた!
ぞってい 死亡
雑貨屋「なるほど、その白薔薇は吸血効果を持っているのかね」
雑貨屋「素晴らしいものを見せてもらったが、初見殺しだな」
雑貨屋は音速であんみつの背後に回り込むと、正拳突きであんみつを吹っ飛ばした!
雑貨屋「実はぼく、肉弾戦が一番得意なんだよ。銃や魔法を使うよりも早いしスカッとするじゃん?」
あんみつ「...!」
雑貨屋「しかし、まあゲイじゃないが君のその美顔を歪ませるのは少々気が滅入る」
雑貨屋「できるだけ外傷が残らないよう、心臓を綺麗に抉り取ってやる。安心して逝きたまえよ」
雑貨屋は極真空手の構えをすると、体から蒸気が放つ!体温がとにかく高いのだ!
一方、あんみつはにやりと笑う!
あんみつ「あなたは何を持って私を評したのでしょうかね...」
骨が折れているのにも関わらず、立ち上がった!
あんみつ「私はまだ、力も生き様も!全て発揮していないぞ!」
あんみつ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
あんみつの足元から、床を突き破っていくつもの赤薔薇咲き誇った!そしてそれらはひとりでに雑貨屋へ向かって飛ぶ!
雑貨屋「あたたたたたたたたたたたたたたた!あちょ!」
音速を越える速さの手刀で片っ端から切り裂く雑貨屋!
勝負の行方はいかに!?
そこそこ面白くて草
既に百にも及ぶ赤薔薇が切り裂かれ、辺り一面はまるで血の池のような光景である!
雑貨屋の腕は疲れることを覚えず、次から次へと赤薔薇を切り裂く!
その時!一瞬である!雑貨屋は指を薔薇の棘で切ってしまった!それによって、攻防一体の構えから千分の一という隙が生まれた!
あんみつはその隙を見逃さなかった!
あんみつ「おおおおおおおおおおおおおお!」
赤薔薇(追尾弾)の雨と共に、雑貨屋に襲い掛かった!
雑貨屋「きぃえええええええええええええええい!」
雑貨屋の体の一部が発火した!あまりの急激な体温の上昇に汗が追いつかなくなったのだ!
しかし、雑貨屋は怯むことなくカウンターを狙う!
両者の拳が!今!重なり合う!
その衝撃は凄まじく、壁の一部が吹っ飛び、外で待機していた反あんみつ党のメンバーは思わず腰を抜かした!
アクティブ「な、なにがあったんだ...!?」
誰もが状況を掴めない!砂煙が収まると、そこには片腕を失って倒れているあんみつと、黒焦げになって突っ立っている雑貨屋の姿が捉えられた!
アクティブ「や、やったのか...!」
雑貨屋「どうやら...ぼくの方が一枚上手だったようだね...」
すると、あんみつは苦痛に顔を歪ませながら、にやりと笑った!
あんみつ「自分の胸を...よく見た方がいいよ...」
雑貨屋の胸にはなんと!赤薔薇が突き刺さっていたのである!
雑貨屋「なるほど...どさくさに紛れて...直接赤薔薇(これ)を...だけど、心臓は回避している...ぼくの勝ちさ...」
あんみつ「いや、それは赤薔薇じゃない...白薔薇だよ...」
雑貨屋はすぐに赤薔薇を己が胸より引き抜いた!
雑貨屋「なにを馬鹿な...ぼくはこの通り血なんて一滴も吸われていないが...?」
ロゼと黄昏の古城でもやってたのかな
あんみつ「《白薔薇(ピラニア・ローズ)》が吸うのは血だけじゃない...例えばそう、毒液なんかも吸収する...」
その言葉を聞いた途端、雑貨屋の顔が青に染まった!けして血を吸われたわけではない!この薔薇の赤の正体に気づいたのだ!
雑貨屋「まさか...」
あんみつ「そうそのまさか!かねて一本の白薔薇にリシンを吸わせておいたのさ!」
あんみつはにっこりとほほ笑んだ!
雑貨屋は絶望的な表情で膝をつく!
雑貨屋「そんな...このぼくが...えぇ...嘘だ...あああ...ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
雑貨屋 死亡
リシンは即効性の毒じゃないぞ
じゃあ雑貨屋は極度の絶望によるショック死ってことで
草
雑貨屋が討ち死したという知らせは、反あんみつ軍の士気を大幅に下げた!
所詮は烏合の衆である。片腕を失って尚、平然と立っているあんみつの姿を見て、逃げ出す者も少なくない!
アクティブ「お、お前ら逃げんなよ!戦え!...クソ、もはや軍の立て直しは難しいか^^;」
アクティブは撤退を決意し、狼煙をあげて全軍にそれを伝えた!
全軍が我に先にと死地から逃げ出す中、撤退命令に腹を立てている者がいた!
ハギワラ「この無能が...!」
命がけで自宅警備型戦闘装置を引きつけていたハギワラである!
中で何があったのか事情は知らないが、自分が命がけで戦っているのにも関わらず、援軍もしんがりも出さずに撤退する始末である!
ハギワラ「アクティブぅぅぅぅぅぅ!!!」
ハギワラは自宅警備型戦闘装置を背を向けると、白馬を捨て、アクティブへ向って時速60kmで走り出す!
一方のアクティブも、何かが近づいていることに気づいた!
アクティブ「な...なんだ?」
ハギワラ「おおおおおおおおおおおおおお!」
そしてその正体が怒りに狂ったハギワラであることを認識したとき、彼の頭部は胴から切り離されていた!
面白い
それと一秒の差で、ハギワラの右腕も胴から外れていた(・・・・・・・・・・・・・・・・)。
ハギワラ「ぐぁぁぁぁぁぁぁっ...!...なんで...!?」
アクティブ「っぶねぇ~^^;《スネかじり(アンフィリーアル)》するのが遅れてたら死んでたわ^^;」
《スネかじり(アンフィリーアル)》とは、半径10m以内にいる知り合いに自分が受けたダメージを代わりに与える異能である!
これにより、誰かの首が跳ねる代わりに、アクティブの首は胴へ戻ったのだ!
そして、それと同時に黒い漆黒の剣を抜刀し、ハギワラの右腕を叩き斬ったのである!
この不意打ちには、いくらハギワラといえど対応しきれなかった!
アクティブ「はい余裕~^^;」
右腕を失い、バランスが保てなくなったハギワラの心臓は、黒い漆黒の剣に貫かれた!
ハギワラ 戦死
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「がぁ...クソ...なにがどうなって...!?」
切り裂かれた胴体からは大量の血液が出血していた。この傷ではもう助からないだろう。
「虚像太刀は光の屈折を利用した幻流奥義です。
あなたは右から攻撃を受けたように見えたんでしょうが、実際は左からの攻撃だったのですよ」
「...なんだと」
「しかし、あのような大剣を軽々と振りまわす。敵とはいえ称賛に値しますね」
「あ...あ...」
元祖ヒレカツあは仇からの拍手喝采を浴びながらこの世を去った。
元祖ヒレカツあ 戦死
そのころ雷霆騎士団跡では
「アロフレおかわり」
「なんで俺衛宮扱いになってるんだよ……」
「しらそん」
アロフレと6-6-7がのんびりやってました
すまん、俺は鉄砲如きじゃ死なないんだが
馬場アデク「おい、陽動部隊はほぼ壊滅だ。木偶の坊とヒレカツあは勝手に突入した模様」
アクティブ「あのバカ共め・・・素直に包囲しておけば長くても一か月であんみつは飢えるのに・・・!」
反あんみつ党の士気が下がり、アクティブもバックレようとした瞬間―――――――!
ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!!!!
大きな爆発音が辺り一面に鳴り響く!
それと同時にあんみつ邸の塀が砕け散った!
アクティブ「な、なんだ・・・!?」
指揮官が振り返った先にはホイットワース砲、とその隣で満足げにほほ笑む男たちの姿があった!
雑貨屋「命中した、精度も火力も最高だ」
ハギワラ「よお、反あんみつ党諸君。暇だから加勢してやるぜ」
厨二病として高名な、雑貨屋ノ姫君と萩原の森である!
パチ、パチ、パチ
乾いた拍手が空虚な荒野に響き渡る。キュビズムを立体に無理矢理したような歪な人形の、辛うじて手とわかる部位が壊れた玩具のように永遠に続くような、拍手だ。
ヒレカツあ「クソコテに相応しい最期だな。流石はわいだ。あのあんみつとはいえ勝負が始まる前に終わらせるとはな」
わい「まあわいの夢の国へと を使えば今くらい余裕のよっちゃんイカやわ」
そしてその人形の近くにはあんみつに殺されたはずのヒレカツあとわいの姿が其処にはあった。
ヒレカツあ「そもそも勝負が成立しない能力、『夢の国へと 』か、敵にはしたくないものだな」
わい「いや、それはこっちのセリフや。条件はしらんが人間を操る異能なんてチートやからな」
ヒレカツあ「はは、まあ今度はいつ会えるか知らないが敵ではないことを祈っておくよ。じゃあな」
わい「ああ、また今度やで」
そして2人はあんみつ人形に小便をかけて、夕日の彼方へと消えていった。
だかしかし、そこに立っていたのは一人の男だった
?「ふん…」
片手には大剣、それを木の枝のように振り回すその男
オサボリマン「さあて、遊びの時間は終わりだぜ、ここから先は僕の時間だ」
そう、オサボリマンであった
あんみつ「―ッ!?(なんだ…!?この圧力…!?おもしれぇっ!!)」
オサボリマンは一瞬であんみつの目の前に移動し、蹴りを鳩尾にぶちこむ
お辞儀をする形になったあんみつの後頭部に肘を打ち込み、さらに左足を軸に、右足で顔面に回し蹴りを食らわした
あんみつは彼方へ吹き飛んだ
オサボリマン「この片手大剣―月光を振るうまでもなかったか…興醒めだよ」
あんみつは星となり、オサボリマンはあんみつによって殺害されたかけがえのない人々の分まで生きると誓ったのであった
END
その頃アロフレは
「なんで俺が闘わなくちゃいけねえんだよ!」
モンハンみたいなことをしていた
ハギワラ「ふむ、ニートロボは俺が引き受けよう。その間にお前らは邸へ突撃しな」
アクティブ「ひ、一人であの殺人兵器をどうやって!?」
ハギワラ「どうやらあのロボットは妄想日記によって作られた代物らしい。ならば同じ異能で太刀打ちできるはずだ」
そう言い残してウインクをすると馬に飛び乗った!
ハギワラ「はっ!」
萩原の森は、自宅警備型戦闘装置 へ突き進む!
半径50m以内に入った!自宅警備型戦闘装置 の射程圏内である!
『排除する』
既に細かい銃弾が切れていたため、自宅警備型戦闘装置 は大砲に切り替えた!
ドッカーン!ドッカーン!ドッカーン!
雑貨屋「お、早速ドンパチやりはじめたね」
一方、雑貨屋と馬場アデク、ぞっていは先程壊した邸の穴から内部へ侵入した!
轟
と大地を揺るがす砲撃が連射されるのだ。あっという間にあんみつ邸周りの地形は変わっていた。
アクティブ「逃げる一方じゃないか・・・これじゃハギワラが死ぬのは時間の問題だ」
肝心の総大将はまったく指揮をしていない。バックレも視野に入れている始末だ。
砲弾の雨の中をひたすら駆け抜ける。
一方、邸の中に侵入した三人!
ぞってい「おええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ」
侵入して足元に転がっていたのはヒレカツあと木偶の坊の無残な遺体である!
文字通り八つ裂きにされておりグロ耐性の無い人間なら嘔吐しても無理はなかった!
雑貨屋「ふむ、大方虚像太刀でも受けたか?まあ初見であれは仕方ないだろうな」
そう呟いて死体を跨ぐ雑貨屋ノ姫君!
馬場アデク「おい・・・なんで涼しい顔してるんだよお前・・・」
雑貨屋の死者への冒涜に馬場の腸は煮えくり返った!
懐の剣を抜き出すと刃を雑貨屋に向ける!
馬場アデク「死んで詫び―――」
いつの間にか死んでて草
死んだ描写ないじゃん
その瞬間、馬場の頭部がまるでポップコーンが弾けるが如く爆発した!
馬場アデク 爆死
ぞってい「うわあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!??????」
己が吐瀉物の上に尻もちをつき、さらには失禁をしてしまうぞってい!
雑貨屋「あーあ、沸点低すぎるっての。ぼくの異能、《ハサミの渡し方 》はぼくに刃を向けた人間の首を爆発させちゃうんだから」
そう言ってため息をつく雑貨屋!
すると、ぞっていの吐瀉物や老廃物の汚臭をかき消すような、薔薇の香気が漂ってきた!
あんみつ「勝手に人の庭を荒らした挙句、壁を壊して、ゲロうんこを撒き散らすなんて。まったく君たちの精神を疑いますよ」
よく考えたらあんみつも厨二病じゃん
ここ厨二病しかいねえな
あんみつはイケボでそう言うと、懐より、白薔薇を取り出した。
雑貨屋「んー、それは自分自身への手向けかね」
あんみつ「《白薔薇》 」
雑貨屋「!!」
突然白薔薇を投げつけるあんみつ!それをぞっていを盾にして防ぐ雑貨屋!白薔薇を胸に刺されるぞってい!
ぞってい「て、てめぇ...!」
ぞっていは、白薔薇を抜いて雑貨屋を殴り殺そうとするが、白薔薇は深く刺さって抜けない!
さらに、その花弁はみるみるうちに深紅に染まる!それと反比例するようにして、ぞっていの顔面は青白くそまる!
白薔薇が真っ赤になり、赤薔薇となったその瞬間!ぞっていは無残に斃れた!
ぞってい 死亡
雑貨屋「なるほど、その白薔薇は吸血効果を持っているのかね」
雑貨屋「素晴らしいものを見せてもらったが、初見殺しだな」
雑貨屋は音速であんみつの背後に回り込むと、正拳突きであんみつを吹っ飛ばした!
雑貨屋「実はぼく、肉弾戦が一番得意なんだよ。銃や魔法を使うよりも早いしスカッとするじゃん?」
あんみつ「...!」
雑貨屋「しかし、まあゲイじゃないが君のその美顔を歪ませるのは少々気が滅入る」
雑貨屋「できるだけ外傷が残らないよう、心臓を綺麗に抉り取ってやる。安心して逝きたまえよ」
雑貨屋は極真空手の構えをすると、体から蒸気が放つ!体温がとにかく高いのだ!
一方、あんみつはにやりと笑う!
あんみつ「あなたは何を持って私を評したのでしょうかね...」
骨が折れているのにも関わらず、立ち上がった!
あんみつ「私はまだ、力も生き様も!全て発揮していないぞ!」
あんみつ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
あんみつの足元から、床を突き破っていくつもの赤薔薇咲き誇った!そしてそれらはひとりでに雑貨屋へ向かって飛ぶ!
雑貨屋「あたたたたたたたたたたたたたたた!あちょ!」
音速を越える速さの手刀で片っ端から切り裂く雑貨屋!
勝負の行方はいかに!?
そこそこ面白くて草
既に百にも及ぶ赤薔薇が切り裂かれ、辺り一面はまるで血の池のような光景である!
雑貨屋の腕は疲れることを覚えず、次から次へと赤薔薇を切り裂く!
その時!一瞬である!雑貨屋は指を薔薇の棘で切ってしまった!それによって、攻防一体の構えから千分の一という隙が生まれた!
あんみつはその隙を見逃さなかった!
あんみつ「おおおおおおおおおおおおおお!」
雑貨屋「きぃえええええええええええええええい!」
雑貨屋の体の一部が発火した!あまりの急激な体温の上昇に汗が追いつかなくなったのだ!
しかし、雑貨屋は怯むことなくカウンターを狙う!
両者の拳が!今!重なり合う!
その衝撃は凄まじく、壁の一部が吹っ飛び、外で待機していた反あんみつ党のメンバーは思わず腰を抜かした!
アクティブ「な、なにがあったんだ...!?」
誰もが状況を掴めない!砂煙が収まると、そこには片腕を失って倒れているあんみつと、黒焦げになって突っ立っている雑貨屋の姿が捉えられた!
アクティブ「や、やったのか...!」
雑貨屋「どうやら...ぼくの方が一枚上手だったようだね...」
すると、あんみつは苦痛に顔を歪ませながら、にやりと笑った!
あんみつ「自分の胸を...よく見た方がいいよ...」
雑貨屋「!!」
雑貨屋の胸にはなんと!赤薔薇が突き刺さっていたのである!
雑貨屋「なるほど...どさくさに紛れて...直接赤薔薇 を...だけど、心臓は回避している...ぼくの勝ちさ...」
あんみつ「いや、それは赤薔薇じゃない...白薔薇だよ...」
雑貨屋はすぐに赤薔薇を己が胸より引き抜いた!
雑貨屋「なにを馬鹿な...ぼくはこの通り血なんて一滴も吸われていないが...?」
ロゼと黄昏の古城でもやってたのかな
あんみつ「《白薔薇 》が吸うのは血だけじゃない...例えばそう、毒液なんかも吸収する...」
その言葉を聞いた途端、雑貨屋の顔が青に染まった!けして血を吸われたわけではない!この薔薇の赤の正体に気づいたのだ!
雑貨屋「まさか...」
あんみつ「そうそのまさか!かねて一本の白薔薇にリシンを吸わせておいたのさ!」
あんみつはにっこりとほほ笑んだ!
雑貨屋は絶望的な表情で膝をつく!
雑貨屋「そんな...このぼくが...えぇ...嘘だ...あああ...ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
雑貨屋 死亡
リシンは即効性の毒じゃないぞ
じゃあ雑貨屋は極度の絶望によるショック死ってことで
草
雑貨屋が討ち死したという知らせは、反あんみつ軍の士気を大幅に下げた!
所詮は烏合の衆である。片腕を失って尚、平然と立っているあんみつの姿を見て、逃げ出す者も少なくない!
アクティブ「お、お前ら逃げんなよ!戦え!...クソ、もはや軍の立て直しは難しいか^^;」
アクティブは撤退を決意し、狼煙をあげて全軍にそれを伝えた!
全軍が我に先にと死地から逃げ出す中、撤退命令に腹を立てている者がいた!
ハギワラ「この無能が...!」
命がけで自宅警備型戦闘装置を引きつけていたハギワラである!
中で何があったのか事情は知らないが、自分が命がけで戦っているのにも関わらず、援軍もしんがりも出さずに撤退する始末である!
ハギワラ「アクティブぅぅぅぅぅぅ!!!」
ハギワラは自宅警備型戦闘装置を背を向けると、白馬を捨て、アクティブへ向って時速60kmで走り出す!
一方のアクティブも、何かが近づいていることに気づいた!
アクティブ「な...なんだ?」
ハギワラ「おおおおおおおおおおおおおお!」
そしてその正体が怒りに狂ったハギワラであることを認識したとき、彼の頭部は胴から切り離されていた!
面白い
それと一秒の差で、ハギワラの右腕も胴から外れていた 。
ハギワラ「ぐぁぁぁぁぁぁぁっ...!...なんで...!?」
アクティブ「っぶねぇ~^^;《スネかじり 》するのが遅れてたら死んでたわ^^;」
《スネかじり 》とは、半径10m以内にいる知り合いに自分が受けたダメージを代わりに与える異能である!
これにより、誰かの首が跳ねる代わりに、アクティブの首は胴へ戻ったのだ!
そして、それと同時に黒い漆黒の剣を抜刀し、ハギワラの右腕を叩き斬ったのである!
この不意打ちには、いくらハギワラといえど対応しきれなかった!
アクティブ「はい余裕~^^;」
右腕を失い、バランスが保てなくなったハギワラの心臓は、黒い漆黒の剣に貫かれた!
ハギワラ 戦死