某のかたつむり

#3:砂の山をつくって、貝殻をならべて、波とあそぶ

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4月3日(金)

昨日から私は在宅勤務をしているが、会社で勤務するよりもなんとなく同僚たちとのコミュニケーションが増えている気がしている。同じチームに所属してはいるが挨拶や雑談をするには席が遠い人とも、チャットツールで言葉を交わしているからかもしれない。裏を返せば、いま勤務している会社では、身体的には近くにいるのに、心理的には遠いと感じる人たちがほとんどだと私は思っているのだろうな。私は、人と人が交わったときに醸し出される関係性の”妙”に対して、すこぶる繊細だ。ざっというと”空気感”というようなもの。だからか、私は自分の存在が脅かされること、居るのに居ないことにさせられる感覚が心から苦手である。他人からの向けられる視線を気にしているわけでは毛頭ないのだが、勝手に自分の心を消耗している。

僕哉さんの問いかけ【海に行きますか? 山に行きますか?】
私はちょうど二日前に、最近仲がいい友人の一人の男から「山に行きませんか、散歩がてら」と誘われた。その男とは、先週末、ロイヤルホストの窓際の席で、季節外れの雪と桜が落ちていく様子をみながらよもやま話をしていた。どのような文脈で伝えたかのか忘れたが、散歩行こうと誘うことはロマンチックなことで好きだということを私はその男に話したから、「山に行きませんか、散歩がてら」と言われたときは、私は躊躇いとともに若干苛つき、間もなく「私は海の気分」と答えていた。そういうところが私にはある。

今の私には海しかない。砂の山をつくって、貝殻をならべて、波とあそぶ。意地でも海だ。

次の人へのお題は【最近意地になったことは?】です。

作成: 2020/04/04 (土) 00:12:23
最終更新: 2020/04/04 (土) 00:14:19
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