某のかたつむり

#14:高円寺での二人暮らしはセカイ系の自己破壊

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5月31日(日)

「一緒に住もうよ」と言われた。午後6時、吉祥寺の酒が飲める喫茶店である。

「#3:砂の山をつくって、貝殻をならべて、波とあそぶ」で「山に行きませんか、散歩がてら」と誘ってきた奴とは結局山にも海にも行っていない。奴とは、青々とした緑が茂る井の頭公園に二回赴き、ビールを飲んだりバドミントンをしたり、外出自粛の雰囲気を物ともせず、いつもの休日を過ごした。

「一緒に住もうよ」
「どこに住むの」
「高円寺だよ」
「高円寺での二人暮らしはセカイ系の自己破壊」

高円寺住まいの私は咄嗟にこう言ってしまったが、
次の日、奴のビンテージカメラに映る私の写真が届いた。
いかにも楽しそうで、ただ悔しい。

914さんからの問いかけ【最近感じた変化はありますか?】

高円寺での二人暮らしをお断りした私は、最近、子どもがほしいと思っている。
結婚したいと思ったことがない私が、育ててくれた母のことを想うたびに、子どもを育てたいような気持になっている。
生きていくことの尊さを確認したいのか、生きていくことの辛さを噛み締めたいのか。
この不思議を解明したい。

カート・コバーンか、リバー・フェニックスか、ジャコ・パストリアスか、
彼らの死に際に憧れながら、新しい命への関心が湧き出てくる。
相反する感情が、夜のしっとりした井の頭公園に溶け出して、深い呼吸をひとつ。
「今日は帰ろうか」と言うのです。

次の問いかけは、「後回しにしたことは?」です。

作成: 2020/06/03 (水) 23:51:59
最終更新: 2020/06/03 (水) 23:58:18
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1
オンデマンド 2020/06/12 (金) 00:21:40

次の立候補しますぅ。

2

さくらから青緑の季節へ。もうそんな経ったのですね。
セカイ系の漫画の世界にいるような生活でうらやましい。

ちょーくだらないけど、コート、かばん、って読み違えた。