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PHOTO BOOK(妄想美術館) / 77

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grffin01 2018/05/31 (木) 19:16:48

「つみわら」

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    『積みわら』(つみわら、仏: Meules、英: Haystacks)は、印象派を代表するフランス人画家クロード・モネが描いた、収穫後の畑に積まれた干し草の山を描いた一連の絵画の総称。狭義にはフランス人画商で美術史家のダニエル・ウィルデンシュタインが作成した印象派絵画作品の目録である『ウィルデンシュタイン作品番号』に1266番から1290番として記載されている、1890年の夏から翌年の春にかけて描かれた25点の絵画群を指し、広義にはモネが同じテーマでその他の年代に描いた絵画を含めることもある。同じ主題を、異なる時間、季節、天候それぞれの光の下で描き分けた作品群としてよく知られ、フランスのジヴェルニーの当時モネが住んでいた家のすぐそばにあった畑をモデルに描かれた作品である。

    『積みわら』はモネの作品の中でも最も重要な絵画となっている。モネの絵画を多くコレクションしている美術館として、パリのオルセー美術館、マルモッタン美術館、マサチューセッツのボストン美術館、ニューヨークのメトロポリタン美術館、ニューヨーク近代美術館、東京の国立西洋美術館、岡山県の大原美術館などがあげられるが[1]、25点の『積みわら』のうち6点がイリノイのシカゴ美術館の所蔵となっている[2][3][4][5]。その他に『積みわら』が所蔵されているのは、ボストン美術館に2点[6][7]、オルセー美術館に1点、ロサンゼルスのゲティ・センター[8]、1888年から1898年に描かれた『積みわら』の初期バージョン5点のうち1点も所蔵するコネチカットのヒルステッド美術館 (en:Hill-Stead Museum)[9]、エディンバラのスコットランド国立美術館[10]、ミネソタのミネアポリス美術館[11]、チューリッヒのチューリッヒ美術館、バーモントのシェルブーン・ミュージアム (en:Shelburne Museum)[12]が挙げられ、個人が所蔵している作品もある。

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    作者モネ
    詳細は「クロード・モネ」を参照
    モネは1883年にジヴェルニーに住まいを移し、それ以来死去する40年あまりに描かれた絵画の多くは、自宅から3キロメートル以内の風景を描いたもので、『積みわら』も自宅のすぐそばの情景を描いている[13]。モネは季節ごとに移り変わる自宅周辺の絵画的な風景に魅せられていた。

    モネはそれまでにも雰囲気は異なるが、同じような風景画を描いていた。しかしながら画家としてのキャリアを積むうちに、「空気の描写」は描かれた対象への詩的効果として表現されるだけではなく、彩色の調和と豊かな色彩の使用へとつながっていった[14]。一般的に見て、小さく硬く積み上げられた藁の山は絵画の題材とするにはあまりにもシンプルで、画家の想像力を刺激するものとは言えない。しかし現代美術史家やモネの友人は、モネが描いた作品の主題は深い考えと分析のもとに慎重に選ばれていたと指摘している[15]。モネは積みわらが日光のもとで様々にその表情を変えることに着目し、同じ主題を同じ視点で描き続けた。モネにとって『積みわら』の連作を描いているときに、時刻によって変遷する積みわらをより確かに表現するために、アトリエに戻って描くキャンバスを交換するようなことはごく普通のことだった[16]。

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    【11月17日 AFP】米ニューヨーク(New York)で16日、フランスの印象派画家クロード・モネ(Claude Monet)の「積みわら(Meule)」の連作の1作品が競売にかけられ、8140万ドル(約88億8000万円)で落札された。競売大手クリスティーズ(Christie's)によると、モネの作品としては最高額だという。

     この絵はフランス北西部ノルマンディー(Normandy)地方のジベルニー(Giverny)のモネの自宅で、1890年から91年にかけての冬に描かれたもの。

     これまでの最高額は2008年6月に英ロンドン(London)で出品された「睡蓮(Le Bassin aux Nympheas、Water Lilies)」の連作の1つで、落札額は8040万ドル(約87億7000万円)だった。(c)AFP

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