1960東大理化卒同期生

みそ汁 / 4

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Yamagata 2018/03/23 (金) 19:13:20 ab5f4@42c01

 長い間、味噌汁を自分で作ることがありませんでしたが、その理由の一つには、作るのが面倒だという他に、余計な塩分を取りたくないというのがありました。若いうちに、いつの間にか塩濃度の低い味が好きになりました。外食があまり好きでないのも、外食だとどうしても塩分が多めなので食べるのが苦痛になるからです。

 カップ麺も、お湯を入れて1分くらいしてから汁を全部捨てて、改めてお湯を足して2分経ってから食べていますし、スーパーで買える生ラーメンも、付いているスープの素は三分の一使えば十分です。

 晩の食事に八丁味噌の味噌汁を作ることになって、おかずの野菜の蒸し煮の味付けは、油少々とミリン少々だけになりました。味噌汁で塩分を摂るなら、野菜の蒸し煮から塩分を減らそうというのです。

 驚いたことには、塩分がなくなって情けない味になるかと思ったら、野菜からにじみ出てきた味が実に味わい深く、今まで味付けをすることで野菜の本来の旨味を殺していたことに気がつきました。

 もとはと言えば、KEYさんのエッセイのお陰で、野菜の持つ本来の旨味に開眼しました。感謝、感謝です。

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