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米国株式市場 / 40

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ソフトバンクグループ(SBG)傘下の英半導体設計アームは14日、米証券取引所ナスダックに新規上場し、63.59ドルで初日の取引を終えた。売り出し価格51ドルを25%上回った。時価総額は652億ドル(約9兆6100億円)となった。人工知能(AI)関連の需要拡大に対する期待が買いを誘った。

米東部時間14日正午(日本時間15日午前1時)すぎに付けた初値は56.10ドルで、売り出し価格を1割上回った。その後も初値を上回る水準で推移し、取引終了間際には一時、売り出し価格比3割弱高い66.28ドルを付けた。

上場にあたりSBGはアーム株の約10%を売り出したが、上場前の機関投資家からの申し込みは売り出し株式数の10倍を超えていた。「投資家の劇的な需要の強さを裏付けた」とLPLファイナンシャルのチーフ・グローバル・ストラテジスト、クインシー・クロスビー氏は語る。

AI普及に伴う需要拡大が背景にある。アームのレネ・ハース最高経営責任者(CEO)は機関投資家向けロードショーで、米エヌビディアのAI向け半導体「グレース・ホッパー」にアームが設計したCPU(中央演算処理装置)が使われていることを引き合いに出し、成長持続のストーリーを投資家に訴えた。

SBGの孫正義会長兼社長は14日放映となった米CNBCのインタビューで「AIが人類よりも賢くなりつつある」と述べ、同氏が掲げる「AI革命」の恩恵を大いに受けるのがアームだとも指摘した。14日に取材に応じたSBGの後藤芳光・最高財務責任者(CFO)も「AI革命のリーディングポジション(先導役)」をアームに期待すると語った。リンク

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