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米国株式市場 / 31

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NINJA300 2023/09/08 (金) 10:51:22

7月の経常黒字、過去最大の2兆7717億円 貿易収支改善
財務省が8日発表した7月の国際収支統計(速報)によると海外とのモノやサービスなどの取引状況を示す経常収支は2兆7717億円の黒字となった。黒字は6カ月連続。黒字額は前年同月の3.1倍で、7月としては比較可能な1985年以降で過去最大となった。資源高の一服により貿易収支が黒字に転じ、経常黒字を下支えした。

経常収支は輸出から輸入を差し引く貿易収支や、外国との投資のやり取りを示す第1次所得収支、旅行収支を含むサービス収支などで構成する。

貿易収支は682億円の黒字で、赤字だった前年同月から1兆2525億円改善した。エネルギー価格の低下を受け、輸入額が13.3%減の8兆4876億円と大幅に減少した。輸出額は0.6%減の8兆5558億円だった。

輸入額を商品別にみると、石炭が44.8%減、原油を含む原粗油が29.7%減、液化天然ガス(LNG)が42.3%減だった。7月の原油の輸入価格はドルベースで1バレルあたり80ドル47セントと30.8%下落した。円ベースで1キロリットルあたり7万2053円と27.6%下がった。

第1次所得収支の黒字は15.7%増の3兆5781億円となった。比較可能な1985年以降で7月としては最大だった。海外の金利上昇にともない債券利子の受け取りなどが増えた。

サービス収支は赤字幅を2782億円縮小し、5355億円の赤字となった。訪日外国人の消費額から日本人が海外で使った金額を引いた旅行収支が3368億円の黒字と前年同月の13.4倍に達した。新型コロナウイルスの流行前だった2020年1月の2962億円を超え、比較可能な1996年以降で過去最大となった。

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    永浜利広 第一生命経済研究所 首席エコノミスト

    ひとこと解説季節調整値で見れば、貿易収支は黒字ではなくむしろ赤字幅を拡大させてます。
    にもかかわらず経常黒字が拡大したのは、第一次所得収支の黒字幅拡大とサービス収支の赤字幅縮小です。
    第一次所得収支の黒字幅拡大は円安、サービス収支の赤字幅縮小はインバウンド消費拡大が寄与していることが推察されます。