NINJA300
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2023/08/29 (火) 09:49:42
ベトナムの電気自動車(EV)メーカー、ビンファストの時価総額が米テスラ、トヨタ自動車に次ぎ、世界の自動車メーカーで3位に浮上した。28日の米国市場で同社株は前週末比20%上昇し、米CNBCによると終値ベースの時価総額は1912億ドル(約28兆円)に達した。米国事業はこれから本格化する同社だが、米国内で広がるEVブームに乗って個人投資家らによる買いが殺到している。
ファクトセットによると、世界の自動車メーカーの時価総額は25日時点で首位のテスラが約7600億ドル、2位のトヨタが同2700億ドルだった。ビンファストはこれに続く1600億ドルとなっていた。
主要メーカーでは中国の比亜迪(BYD)が900億ドル、独フォルクスワーゲン(VW)は700億ドルにとどまっていた。後発メーカーながら、株式市場でビンファストの存在感は抜きんでている。
ビンファストは8月中旬に米ナスダック市場に上場した。取引初日の時点で時価総額はすでに本場米国の老舗であるゼネラル・モーターズ(GM)やフォード・モーターを上回っていた。
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ビンファストは2017年の設立で、22年からEV事業にかじをきった。22年12月期の最終損益は赤字で、EV事業の収益化はこれからだが、すでに米ノースカロライナ州での工場建設も決めるなど今後の事業拡大を期待する声もある。
一方で、市場に流通する浮動株の少なさが株価急上昇の要因との指摘も多い。ビンファスト株の約99%はベトナムの複合財閥ビングループなど3社が保有している。投資家に出回る株式が少なく、少しの買いや売りで株価は乱高下しやすい状況にある。リンク
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