イランの報復受けたイスラエル、防空システムは有効か-QuickTake
Marissa Newman
2024年4月14日 16:29 JST
数日前から予想されていた通り、イランは13日夜、ミサイルと無人機でイスラエルに大規模攻撃を加えた。過去15年間にイスラエルは防空システムを大幅に強化し、最長2400キロ離れた場所から発射される弾道ミサイルを迎撃する新たなシステムを導入した。この距離にはイランだけでなく、親イラン派武装グループが拠点を置くイエメンやシリア、イラクが含まれる。
これら新たな防空システムは、何年もの試験を経て完全に運用可能になっており、実戦で何度か迎撃に成功していたが、今回のイランによる報復より前は、大規模な攻撃に対処したことはなかった。今回の攻撃で、イスラエルと同盟国はイランが発射した200機の無人機とミサイルの「大部分」を迎撃した。イスラエル軍のハガリ報道官は、10歳の少女が重傷を負い、陸軍基地に軽微な被害があったと明らかにした。
- イスラエルの防空能力は?
イスラエルの防空システムで最も知られる防空システム「アイアンドーム」は2011年以降、パレスチナ自治区ガザの武装勢力が発射したロケット弾数千発を阻止してきた。しかし、アイアンドームは4キロから70キロと射程の短いミサイルや無人機に対処するよう設計されており、イスラエル配備のさまざまな高度ミサイル防衛システムの一つに過ぎない。
17年には「デービッドスリング」と呼ばれる中・長距離迎撃ミサイルを導入した。イスラエルのラファエル・ディフェンス・インダストリーズと米レイセオン・テクノロジーズが共同開発したもので、弾道ミサイルや巡航ミサイル、無人機を探知・破壊するように設計され、射程は最長200キロと報じられた。これはガザだけでなく、親イラン・イスラム教シーア派組織ヒズボラが、15万発のミサイル(一部は精密誘導ミサイル)を保有しているとされるレバノン南部もカバーできる。
イスラエルは「アロー2」と「アロー3」で構成する高度なミサイル防衛システム「アロー」も保持している。開発者によれば、アローは最長2400キロかなたから発射されたミサイルを迎撃可能だ。
さらに「Cドーム」と称する海上移動型アイアンドームが稼働し、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が発射した無人機の撃墜に成功したと今月発表した。
- 防空システムの有効性は?
イスラエル軍によれば、アイアンドームは人口密集地域に向かうミサイルの90%を迎撃しているが、他の防空システムはごく最近導入されたばかりで、リアルタイムの有効性に関する有意なデータはない。それでも最近数年はリアルタイム対応の少数の成功例が存在し、アロー3は23年11月にフーシ派がイスラエル南部に向けて発射したミサイルを実戦で初めて撃ち落とし、デービッドスリングは昨年5月の戦闘でガザのロケット弾を撃墜した。
だが、イスラエル軍は多数の飛翔(ひしょう)体が同時に発射された場合、アイアンドームを含む防空システムが対処不能になる恐れがあると認める。ヒズボラやフーシ派が発射した小型無人機も昨年10月以降、イスラエルの防空システムをすり抜けており、ハマスがイスラエルに大規模奇襲攻撃を仕掛けたのは、ちょうどそのころだ。
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うむぅ~~イスラエルの噂に聞く「アイアンドーム」等の防空システムでも防げないほど世界の攻撃能力の
進化は早い・・これ、日本の場合、北や中国が本気で撃って来たら、相当被弾するやろ・・
経済ボロボロ、対ミサイル等の防空もボロボロ・・お花畑の日本政府、何~にも出来てない!長いこと、何してたんや!・・あ!上級国民の蓄財だけは、うまくいっとるわ。。あほ・・