バズーカ岡田 イスラエルから決死の脱出 街が突然戦地に…ドバイ経由で帰国「安心しました」
10/11(水) 5:30配信
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スポニチアネックス
バズーカ岡田こと岡田隆氏
イスラエルに留学していたボディービルダー「バズーカ岡田」こと日体大の岡田隆教授(43)が10日、イスラム組織ハマスとイスラエル軍の戦闘を受け、同国を緊急脱出した。同日午後5時半、成田空港着の航空機で帰国し、スポニチ本紙の取材に「とにかく安心しました」と報告。同国の地中海沿岸にあるテルアビブ在住で「サイレンが鳴り響き、上空でたくさん爆発音がしていた」と現地の状況を明かした。
戦闘が始まった7日、パレスチナ自治区ガザから飛来したロケット弾でテルアビブの通りが破壊された。岡田氏は同日朝に「爆発音で目が覚めた」という。スマートフォンの警報は鳴りっぱなしで、近所の住民とともに地下駐車場に避難した。
ハマスはイスラエルに向け、3000発以上のロケット弾を発射。岡田氏は「イスラエルの迎撃システムが上空でロケット弾を撃ち落としている音がドーンと。撃ち落とせずに街に落下しているのもあったようだ」と説明する。現地の友人から「歴史の中で最大級の戦争だ」と言われ「戦局が読めない以上、撤収するしかない」と同日中に脱出を決意。航空機のチケットの予約時には座席は3席しか残っていなかった。
イスラエルには、筋力に関する研究をするため、4月から留学していた。1年間の滞在予定だったが、前倒しでの帰国となった。
テルアビブの空港からドバイを経由。ドバイ到着時には「飛行機が降りると自然に(乗客の)拍手が起こった」と、安全な場所に移動できたことへの安堵(あんど)が広がったという。成田空港に到着し「ドバイに着いた時も安心感はあったが、今は母国に帰ってこられて安心感が強まった」と話しつつも、現地の仲間が心配な様子だった。
≪イスラエル国防相がガザ「封鎖」命令≫イスラエルのガラント国防相は9日、ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザの「完全封鎖」を命じ「電気や食料、燃料を遮断する」と宣言した。イスラエル軍はガザとの境界付近の一部で装甲車や砲撃用車両を集結させ、圧力を強化している。ハマスは拘束する人質の殺害を警告し軍の地上侵攻をけん制。戦闘は激しさを増し、双方の死者は10日までに1600人を超えた。
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