●時計でセイコーG、シチズン
高額消費では、まず代表格の一つ「高級腕時計」に注目したい。高級腕時計は海外ブランドに目が向きがちだが、日本勢の存在も大きい。セイコーグループ <8050> [東証P]の国内ウォッチは、個人消費の回復やインバウンド需要を背景に「グランドセイコー」「セイコープロスペックス」などのグローバルブランドが好調に推移。海外では、中国市場は回復が遅れてはいるものの、米国、欧州、アジアなどでグローバルブランドを中心に伸長している。同社の24年3月期は連結営業利益段階で前期比24.6%増の140億円を計画するが、14日に発表した第3四半期累計(4~12月)の営業利益は141億4300万円に達し通期計画を超過した。株価も上昇基調を強めており、一昨年11月の高値3505円を射程に捉えている。また、シチズン時計 <7762> [東証P]も上値を追うなか、ここからの展開に注目が集まる。
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