ヴィランの犯行による被害の影響やその性質について考慮せずに「正義の反対は別の正義」「正義と悪は表裏一体」とだけ言っても、それは犯罪にある種の正当性を与えたり社会正義や倫理を軽んじることになるだけではと思う。もちろん正しいとされる側のヒーローに自己批判的な視点は欠かせないと思うし、ヴィラン側の犯行の動機やヴィランはなぜヴィランになったのかということも考えられなくてはいけないと思うけど。そもそも犯行を阻止するのは「少数派を潰す」ためではないと思うし、何かしらの理由で救われない人たちがいるのなら、必要なのはその人達を救うための犯罪ではない方法を模索することだと思う。犯行の阻止と少数派を救うことのどちらかではなくどちらも。
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