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喧嘩王 謁見の間 / 98

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詠み人知らず 2019/10/27 (日) 18:44:19 修正 >> 97

あまり知られていない言葉ですが『金塊得たくば先ず井戸を掘るべし』という格言があります。

金銀プラチナや貴石など、価値あるものを手に入れて豊かになりたいのであれば、まずは村に井戸を掘って日々の生活を安定させるべきだという意味の言葉です。ちなみに今さっき私が考えた言葉です。近い意味の言葉としては中国の「隗より始めよ」あたりでしょうか。

確かに金鉱山の経営状況は悪化の傾向にあります。あなたが>> 86で仰っているように非合理的だとも言えましょう。
冒頭の格言では金を「富の象徴」として扱っておりますが、私ども第一次産業の現場においてはもはやその地位は薄れつつあるのが現状です。金鉱山を採掘するという行為は「井戸を掘る」に近い意味合いを帯び始めてさえおります。
というのも、南アの経済は金をはじめとする鉱物資源に大きく依存しており、また代替手段も限られるため「赤字だから撤退する」という選択がなかなかに難しい状況なのです。私たちは金鉱山という井戸を掘る手を休めるわけにはいかないのです。

もちろん私が保有する8673万ヶ所の鉱山においては可能な限り労働環境の改善に努めております。労働が終わり就寝時間までの間にチンチロなどをに興じることも許可しておりますし、必要な経費さえ支払えば一日外出券なども発行しております。
しかしそれでも>> 96で申し上げた理由により、やはりストライキは起こってしまう状態です。私どもの国においては「ストライキとは起きて当然のもの」という認識が強いです。

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