おもしろいトピックに出会えた記念に、世界五分前創造説についてひとつ素人考えを投下しておきます(_ _)
世界五分前創造説では、時間が関係する物体に言及すると「それは最初からそういう状態で現れたんだぜ!」と躱されてしまう。
例えば、大陸の移動とかも最初から「移動した状態」で現れたと解釈される。
この説に基づけば『数億年かけて移動した大陸は存在しない』と言える訳だけど、では『世界は元々ひとつの大陸だった』という「知識」はどこからやって来たものなのか、という疑問が生じる。
超大陸パンゲア等の史実も“そういう状態”で現れた「知識」ということになるのか?と。
もしこれを肯定するなら、そもそも「知識」全般が“そういう状態”に紐付けられて現れたと言えるので「知識」を備えた私たちも“そういう状態”で五分前に現れたことになる。
当然、その知識には「世界五分前創造説」も含まれているため、「『世界は五分前に出来た』と考える私が五分前に現れた」と説明できる。
否、その説明まで「世界五分前創造説」に織り込まれているなら更に、
「『〈世界は五分前にできた〉と考える私が五分前に現れた』と考える私が....」と、入れ子構造になってしまう。
私の想像の域を出ないはずなのに“実際に”五分前に世界が創造され、想像の域を超えていることになる。
そうでないならば、通説どおり138億年前に誕生した世界(宇宙)の中で、ただ「私が『世界五分前創造説』を唱えている」というだけの無駄に壮大な話どまりになる。
つまり、「世界五分前創造説」が抱える課題は、数ある「知識」の中で「世界五分前創造説」“だけが”本物といえるのは何故か、という疑問の解消なのかな~と思ったり。
この疑問の解消がなければ「世界五分前に創造されてない説」とか適当にでっちあげた仮説も同じ力で競わせられてしまう気がしています。
ともあれ、色々考察しがいのある仮説はおもしろいですね。哲学者すごい。
文字の装飾とかよく分からなくて、読みづらかったらごめんなさい(..)